2022-08

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その他

衰え

台風が接近中。 千葉市は大雨が降ったかと思うと小雨になったり、変な天気です。 こんな日は、家に閉じ込められて、逆に落ち着きます。 最近、旧統一教会と政治家との関係性が問題になっているようです。 統一教会と言えば、霊感商法で信者を働かせ、稼いだ金を上納させる、悪徳カルトの代表みたいに言われてきました。 多分それは事実なんでしょう。 全ての財産を教会に捧げることが良いという教義。 そういう教団が存在するということよりも、そういうところに入信する人が多くいることが解せません。 イワシの頭も信心から、と申します。 霊感商法を繰り広げる教団よりも、イワシの頭を拝んだほうがマシかもしれません。 かつて私は極右でも極左でもカルト教団でも何でも良いから過激な集団に属し、すべてのしがらみを断ち切っておかしげな思想にのめり込んでみたい、という昏い欲求を持っていました。 それはきっと楽で心地よいのではないかと思ったのです。 思考停止状態になって妄信し、自らの生活すべてを捧げる。 既成の古い宗教は世俗の垢にまみれ、もはや妄信することは不可能です。 だから新しい過激な集団に属したいと願ったのです。 しかしもはや...
思想・学問

墓参

今日は暑いなか、同居人の父親と妹が眠る墓にお参りしました。 墓は千葉市郊外の巨大な霊園にあります。 千葉市で最も田舎臭いところです。 迎えは明日ですが、多くの人々がお参りに来ていました。 なんだか同居人の家族の墓参りばかりして、実家の墓には全然出かけていません。 実家は多くの家族親族がおり、私がお参りしなくてもどうということはありません。 しかし同居人には、血のつながった家族と言えば、衰えて施設で暮らす母親しかいません。 当然、車椅子の母親が墓参りに行くことはできません。 同居人と私だけが、墓参りに行くのです。 今年は18歳で亡くなった同居人の妹の33回忌。 この法要も、同居人と私の二人だけで執り行う予定です。 この世に生をうけた者は必ず亡くなります。 そのことを実感させられるのが、身近な者の死です。 私が家族の死に直面したのは、祖母と実父、それに義父の3人だけです。 3人の遺体を見て思ったのは、死というもの、本当にその存在が消されてしまうということ。 さっきまで息をしていたのが、抜け殻になってしまうということ。 いずれもショックでしたが、実父の死は喪失感があまりにも大きく、物が食べら...
思想・学問

ガチンコ格闘技とBAYBY METAL

お盆休みの初日。 昼食を食いに近所のレストランに行った以外、冷房の効いた自室でYou Tubeを観て、無為に時を過ごしました。 最近よく観るのが、1990年代のガチンコ格闘技。 前田日明や高田延彦らが大活躍をみせた、魅惑的な試合たちです。 憎いわけでもなく、単にファイトマネーが欲しいからといだけでもなく、本気の試合を続けること、考え方によっては馬鹿々々しいとも言えます。 あるいは馬鹿々々しいことに血道を上げるからこそ魅力的なのかもしれません。 また、BABY METALというヘヴィメタとアイドルが融合したような、馬鹿々々しくも必死なパフォーマンスを繰り広げる少女3人。 BABY METALという名前だけは知っていて、なんでも海外で大層な人気らしい、ということも知識としてはもっていました。 いつだったか、なんとなくその動画を観て、癖になりました。 下のような感じです。  人間が行うことなど、どれも馬鹿々々しいことばかり。 偉大な発明だって、素晴らしい芸術だって、所詮は暇つぶしのようなもの。 しかしなぜか、これは素晴らしく、真面目で、人様の役に立つとされていることと、馬鹿々々しい、取るに足...
その他

夏休み

明日、8月11日(木)から8月16日(火)まで、6日間の夏休みとなります。 嬉しいと言えば嬉しいですが、今夏もコロナの影響で出かける予定はありません。 最後に旅行したのは、4年前の蓼科高原での避暑でした。 コロナの猛威は、まだ続くんでしょうか。 お泊りが無理なら、せめて映画を観るとか美術館に出かけるとか、何かしたかったのですが、興味が湧くものがありません。 明日からのお盆休みですが、職場全体がお休みになるわけではありません。 交代で休暇を取るので、休み中もメールをチェックしたり、場合によってはリモートデスクトップを使って職場のパソコンをいじらなければならないかもしれません。 パソコンなんて起動しなければ良いのですが。 これが正月休みだったら、全員お休みなので、そんな心配はいりません。 夏休み特有の現象です。 お盆が一番世間の仕事が止まるので、お盆に合わせました。 そうでなければ、不安で一日中パソコンの前に座ることになったでしょう。 家でごろごろしていると、かえって疲れるような気がします。 あれほど仕事嫌いだった私が、ワーカホリックにでもなったかのごとくです。 そう言えば、今年は例年に比...
社会・政治

77年

今日、長崎に原爆が投下されてから77年目にあたるんだそうです。 私の実母は幼いころ長崎で被爆したのですが、齢80を超えてなお、その日のことは鮮明に覚えているようです。 皮膚がただれ落ちてなお絶命にいたらず、黒い幽霊のように歩く人々。 水を欲しがっても、水を飲むとすぐに亡くなってしまうと分かっているため、水をあげられずに忸怩たる思いで、その場をやり過ごす民衆。 大きくて真っ黒な雨が降る中、実母は生き残ったのでした。 現在もいたって元気で、放射能に強い体質であったのかもしれません。 原爆投下から77年ですから、被爆を体験して存命なのは、当時子供であった人々ばかりでしょうね。 20歳で被爆したら、今97歳ですから、成人後に被爆した生存者は数えるほどではないでしょうか。 ほどなくして、原爆投下は現代の問題ではなく、歴史的事実になっていくのだろうと思います。 わが国に投下された2発の核兵器による損害の記憶が、世界の指導者に核兵器使用を躊躇させているのは確かだと思います。 過去最大の核戦争の危機と言われたキューバ危機に際しても、米ソとも、核戦争は免れないと感じながら、政治の知恵でこれを回避できまし...
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