2022-08

スポンサーリンク
仕事

難儀

日曜日の夕方。 毎度 のことですが、面白いくらい、落ちています。 あまりに不安が強いので、頓服の抗不安薬を処方の倍飲みました。 ゆるーく効いてくる感じで、不安は少し和らぎました。 毎週のことですが、嫌になります。 若いころは、50も過ぎれば達観して、日曜日の憂鬱など無くなるのだと思っていました。 あにはからんや、この憂鬱は、いくつになっても変わりません。 仕事は苦役でしかありませんから、やむを得ません。 精神障害を克服し、復職したばかりの頃、先輩方に、よく「無理するな」と励まされました。 しかしこれは言語矛盾のような気がします。 そもそも無理をするのが仕事というもので、だからこそお金がもらえるわけです。 無理せず働け、というのは、黒い白馬みたいな、在り得ないことなのだと、日々、痛感します。 それでも今週は希望があります。 8月11日から16日までの6日間、お盆休みがあるからです。 お盆休みとは言っても、コロナ未だに収まらぬ状況下において、出かける気にはなりません。 自宅でDVDでも観ながらのんびり過ごすんでしょうね。 かつては夏の休暇と言えば、必ず、奥日光や軽井沢に避暑に出かけていまし...
その他

老後

今日は涼しく、過ごしやすい日でした。 散歩にでも出かけようかと思いましたが、散歩の友である同居人が留守で、なんとなく、ごろごろして過ごしてしまいました。 土曜日は必ず、義母を整形外科に連れていき、歩行訓練のリハビリを見守り、遅い昼食を取ってから帰宅します。 帰宅したら義母の汚れ物、一週間分の洗濯。 歩いている暇などありはしません。 こんな生活が始まって、もう半年になろうとしています。 正直、義母が施設を卒業して自宅で独り暮らしが出来るまでに回復するとは思えません。 衰え行くばかり。 その姿は、将来の私たちを暗示しているようで、怖ろしくすらあります。 義母は幼い頃東京大空襲で母親を失い、可哀そうな子だと、父、祖父母になめられるように可愛がられて育ちました。 商業高校を出て国策銀行に就職。 義母は高卒ですから兵隊要員ですが、短大を出たお嬢様がたくさんいて、2年ほどでエリート銀行員と結婚して退職していったそうです。 義母は東大卒のエリート銀行員から求婚されたこともあったそうですが、つりあいが取れないと断り、純朴な田舎の青年が良い、と言って、福島で生まれ育った義父とお見合い結婚。 空襲で丸焼け...
社会・政治

泥船

長い一週間の勤務が終わりました。 金曜日の夕方ほど嬉しい時間はありません。  私が20代の頃、バブルは弾けたとはいえ、躁病のような浮かれた雰囲気が、世間に色濃く残っていました。 当時は花金などと言って、金曜日の夜は弾けるのが良いとされていました。 馬鹿なことだとは思いながら、私も流行りに乗っていました。  今ではコロナのせいもあって、金曜日だからといって何も特別な空気は流れていません。 バブルの頃が異常だっただけで、今は正常に戻ったと言うべきでしょうね。 バブルが弾けて後、わが国は30年にも及ぶ長い停滞期に入り、それは今も続いています。 給料は上がらず、景気の良い話など聞くことも無くなりました。 少子高齢化はますます進み、将来、わが国はどんなことになるのか、また、衰え行く国家を舵取りするリーダー達は、何を目標にするのか、全く分かりません。 漠然とした不安がわが国を覆うなか、国民も、自国の将来が見えずにいます。 この不安の中にあっても、庶民は勤労に励み、金曜日の夜にはわずかばかりの解放感にひたる小さな楽しみを持ち続けています。 それを生活と呼ぶのでしょうね。 庶民の小さな楽しみを思う時、...
精神障害

後悔

4月に今の部署に異動になってから、今までとは打って変わって組織内で注目されることになり、張り切っていました。 しかし、注目されるということは、それだけ仕事量も多く、仕事の質もより高度なものが求められるということでもあります。 これは精神疾患を抱える私にはしんどいことです。 すでに職場に完全復帰してから丸10年を超え、職場は私が精神病患者だと知ってはいても、もう治ったんでしょ、とでも言いたげな扱いです。 精神疾患は、重度のものでなければ、服薬・休養の後、普通の人扱いするとよく治る、と聞いたことがあります。 今、まさしく私は普通の人扱いされており、それが良い方に働いて、大量の精神病薬の服薬と併せ、功を奏しているのかもしれません。 しかし、今正気を保っているからと言って、明日も正気を維持しているとは断言できないのが精神疾患の怖ろしいところ。 今の私はたまたま10年以上正気でいられたというだけの話です。 病気休職の最後の3か月、私はうつ病や双極性障害の患者が職場復帰を目指して訓練するリワークプログラムに参加しました。 それによって今も普通に働けている者は数えるほどで、私の主治医は私のこれまでを...
社会・政治

祈り

今年の夏は、異常な暑さです。 異常であるがゆえ、過剰なまでに冷房を効かせてしまい、明け方、激しいくしゃみの連発とともに目覚める、なんていうことになっています。 職場では、40年も前に作った空調ゆえ、細かい温度設定ができません。 今時珍しい、「弱・中・強」なのです。 しかも、「弱」でも寒いくらいによく効くため、職場でも鼻炎カプセルが手放せません。 今夏の異常な暑さはわが国一国のことに非ず、欧州や北米をも席捲しているとの由。 欧州では平時夏の暑さはそれほどでもなく、ゆえに冷房設備整わず、そこへ40度超えの酷暑にして、死者が出るのも道理です。 そして世の状況を眺めれば、遠いウクライナはロシアの侵略に苦しめられ、ロシア兵はロシア兵で大義の無い戦を続けることに疲弊している様子。 ウクライナ、ロシア双方にとって何の利益ももたらさない、滑稽とも言うべき愚かな戦いが続いています。 わが国では安倍元総理の暗殺という大事件勃発。 昨日の新聞のコラムでは、暗殺された、という受動的な言い方ではなく、殉職した、という能動的な言い方をしたい、と、変な理由で暗殺を殉職と言い換えようとしたりする輩も現れました。 演説...
スポンサーリンク