2022-09-05

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その他

茶色

最近、世界が茶色っぽく見えてきました。 比喩ではありません。 茶色いサングラスをかけているわけでもありません。 なんだか、茶色いのです。 定期的に眼医者に通っていますから、特段心配することでもないのでしょうが、薄気味わるく感じます。 これも老化なのでしょうか。 茶色い世界、なかなか慣れません。 パソコンの画面が茶色い、電車が茶色い。 車を運転している時の明るいはずの晴れた街が茶色い。 戸惑っています。 こうして、失明への道を突き進むのでしょうか。 怖ろしい。 茶色い世界が怖ろしい。 しかし私は、それでも生きていかなければなりません。 茶色だろうと灰色だろうと。 生きていかなければなりません。 最近の自身の衰えは、嗤いたくなるほどです。 出来たことが出来なくなり、ついにはそれが当たり前になるであろう老い。 50代でそんなことが己に起こるなんて想像もしていませんでした。 それでも、生きなければならないとは、しんどいことです。
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