
秋の酒
秋も深まってきました。 これから昼よりも夜のほうが長くなるのですね。 正直、嫌な気分です。 過ごしやすい陽気ではあるんでしょうが、日差しが短いと、鬱々としてしまう日が増えます。 双極性障害という業病、寛解はあっても完治は無いそうですから、これからもきちんと薬を飲み続けることが重要です。 寛解にいたってもう10年以上経って、自覚的には再発なんてありえないと思っているのですが、自己判断で薬を止め、ひどく悪化させた人をたくさん見ているので、薬を飲まないなんて考えられません。 私は正常になったのではなく、大量の精神病薬により、かろうじて正気を保っているだけであって、生涯、正常になることなんて無いのだろうと思います。 しかし、一見正常に見えるゆえ、職場は復帰したばかりの頃のように甘やかしてはくれません。 当然です。 給料を貰っているのですから。 同居人は、私が躁状態の時の最大の被害者ですが、それは病ゆえと、私を許してくれています。 手こそあげませんでしたが、ひどい言葉を投げかけたこともあったし、性的逸脱行動が起きて、他の女性と遊び惚けるにいたって、たぶん離婚するんだろうなと思っていました。 しか...