
失われた世代
今日はわが国において敗戦を告げるラジオ放送があった日。 我が国にとってこれ以上無い屈辱の日。 もう78年も経つのだそうです。 我が国はその後高度経済成長を経てバブル経済へと突き進み、ついにバブルが弾けてもう30年以上も物価は上がるのに給料が上がらない状態が続いています。 バブル後10年くらいは失われた10年なんて言って、いずれは景気も良くなる、という気分が我が国を覆っていましたが、さすがにもう失われたのではなく、そうなるべくしてそうなっただけで、これが我が国の姿だとしか言いようがなくなりました。 我が国はもはや貧しい国に成り果ててしまいました。 一般に失われた世代(Lost Generation)というのは、1920年代、第一次世界大戦で多くの命が奪われ、伝統的価値観に対し冷笑的になった欧米の青年たちを指す言葉だったと記憶しています。 自堕落になり、酒や享楽に溺れた世代。 しかもこの世代、青年期を第一次大戦のなかで過ごし、中年に至って世界大恐慌に見舞われ、50代では第二次大戦を迎えるという、言わば貧乏くじ世代。 最近ではコロナ禍により、学校行事等が中止され、様々な行動が制限された現代の...