
虚構と夢
今日はどんよりと曇って風は無いながら底冷えのする一日となってしまいました。 朝はいつもどおり6時には起きて、休日恒例の朝湯に浸かってハムエッグと白飯の朝食を食いました。 外出することもなく、久しぶりに読書をしました。 村上春樹の新作「街とその不確かな壁」です。街とその不確かな壁村上春樹新潮社 ハードカバーで660ページの長編で、もう少し若ければ一日で一気に読んでしまったと思いますが、読書をするにも精神の若さが必要で、衰えた私には半分読むのがやっとでした。 残りの半分はこれからの楽しみに取っておきたいと思います。 最初は村上春樹の初期の名作「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」との類似を認めましたが、読み進むうちにそれは誤りであることに気付きました。世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上下)合本版(新潮文庫)村上春樹新潮社 まぁ感想は読み終わってからのことにしましょう。 30代半ばまではいつも読みかけの小説があって、小説を読むのは飯を食うようなものでした。 うつ病を発症してから読書という悪癖から解放され、小説を読む頻度は減りました。 それはなんだか爽やかな気分でした。...