2024-03-20

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文学

鏡の中は日曜日

先般読んで非常な感銘を受けた「ハサミ男」の作者、殊能将之の本格ミステリ「鏡の中は日曜日」を読みました。鏡の中は日曜日 (講談社文庫)殊能将之講談社 これを読んで、私は懐かしい気分になりました。 小学校高学年の頃、学校の図書室にあったシャーロック・ホームズシリーズや、エラリー・クイーン、アガサ・クリスティのミステリを熱心に読んでいたからです。 その後私は本格ミステリに興味を失い、読むことがなくなりました。 「ハサミ男」はどちらかというとホラー・サスペンスの趣があり、興味深く読んだので、同じ作者の小説を読んだわけです。ハサミ男 (講談社文庫)殊能将之講談社ハサミ男 豊川悦司/麻生久美子東宝 フランスの詩や本邦の短歌、考古学に知識が豊富なことがよく分かる、教養のある作家です。 それだけに文章にも品があってしかも読みやすい。 夢中で読んで、文庫本560ページの長編を一気に読んでしまいました。 しかし、私はやはり本格ミステリに興味を失っているようです。 要するに、面白いだけなのです。 明日には内容をわすれてしまいそうです。
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