2024-03

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その他

13回忌

昨日は実家の寺で亡父の13回忌。 首都圏に住む親族のみで執り行われました。 父が亡くなってから12年経ちます。 雪がぱらつく寒い日、浅草寺病院にお見舞に行って、その翌日の未明、帰らぬ人となりました。 最後のお見舞いから葬儀、私が激やせしたことなど、父の死をめぐる日々のことは鮮明に覚えています。 私にとっては世界の終わりが来たような、衝撃的な出来事でした。 でも変ですね。 40を過ぎたおっさんが父親の死をそこまで嘆くなんて。 順番だから仕方の無いことなのに。  昨日の法事で久しぶりに顔をあわせた叔父や叔母は当たり前ですが衰えていました。 足が弱くなった者、人工透析になった者、様々です。 私が54歳ですから、みなさん後期高齢者です。 頼るべき子供がいない私たち夫婦の老後がどうなるのか、不安を感じました。 そのなかで一人元気そのものだったのが、87歳を迎える家政婦です。 この人、私が高校1年生の頃から勤めているので、もう38年になります。 長く続ける家政婦が少ないなか、極めて異例です。 学童疎開を経験した戦中派で、しかも実家のお寺の檀家でもあります。 檀家仲間が来れば当然昔話に花を咲かせます...
文学

予言の島

昨夜はホラー・サスペンスを読みました。 「予言の島」です。予言の島 (角川ホラー文庫)澤村伊智KADOKAWA 1970年代にオカルト・ブームというのがありました。 小学生だった私はモロにその影響を受けています 「オーメン」シリーズや「エクソシスト」等のホラー映画、ノストラダムスの大予言、それに横溝映画シリーズの大ヒット等がその一端です。 昨夜読んだ「予言の島」、横溝作品とよく似ています。 作者は横溝ファンを公言しているらしいですから、当然かもしれません。 思わせぶりでやや冗漫な前半。 謎が深まり、引き寄せられてく後半。 そして畳みかけるようなスピード感でグイグイ読ませるラスト。 まるで教科書のようなホラー・サスペンスです。 堪能しましたが、今後この作者の作品は名画「来る」の原作、「ぼぎわんが、来る」だけ読めばいいかなと思います。 何と言うか、教科書的なだけに、面白くはあっても雰囲気が無いのです。来る岡田准一ぼぎわんが、来る 比嘉姉妹シリーズ (角川ホラー文庫)澤村伊智KADOKAWA 昨日買った3冊に加えて以前購入してまだ読んでいない本があります。 それらを読むのが楽しみです。
散歩・旅行

晴れ時々曇りの土曜日。 風は冷たいながらプチ漂泊の思いに駆られ、千葉市内にある青葉の森公園に出かけました。 わが家から車で20分ほどです。 まずは千葉県の県花、菜の花がお出迎え。   そして河津桜。  さらには梅。 各種の花を堪能しました。 その後千葉市の中心地に移動。 ボンゴレとサラダと珈琲の昼食をしたため、大きな本屋に行きました。 このところ本を買うというとほとんどアマゾンだったのですが、本との新しい偶然の出会いをしたいと思ったら本屋に行くしかありません。 本屋を1時間も周遊し、ホラー・サスペンスを1冊、江藤淳の絶筆となったエッセイ集を1冊、現代短歌の歌集を1冊購入しました。 本屋を歩くのは結構疲れます。 特に新刊書店は疲れます。 あらゆる本が「読んで」、「買って」と騒々しく売り込みをしているように感じられるからです。 古本屋だと本たちはもう少し大人しいのですが。 その後喫茶店に入りオレンジ・スムージーで一休みし、デパ地下で和食のお弁当を購入して帰りました。 盛沢山な一日となって、嬉しいかぎりです。
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