2025-01

散歩・旅行

成田山

昨日はひどく寒い日でしたが、着物を着て成田山新勝寺へ出かけました。 遅い初詣です。 成田山は一年中混雑していますが、正月三が日は満員電車並みと聞きます。 千葉市で生まれ育った同居人は毎年元日に両親に連れられ、成田山へ初詣に出かけたそうですが、そのあまりの混みようを実感して、正月が来たという気持ちになったそうです。 初詣というからには1月中に行きたいと、昨日出かけたわけです。 広い参道は多くの人で賑わい、寺の境内には的屋もたくさん店を広げていました。 まるで正月休みに戻ったような錯覚さえ覚えます。 本堂では護摩焚きも見ることが出来ました。 お参りを済ませて昼食です。 成田山に参詣して鰻を食わないわけがありません。 多くの鰻屋が立ち並ぶ中、一際行列をなしていたのが有名な川豊です。 3時間待ちだとか。 ここの鰻は荒っぽくて濃い味が特徴で、やや下品な感じです。 蒸さずに焼いたと思しきチープな味は人を惹きつけてやみません。 さすがに3時間待ちは無理ということで、ほとんど待たなくて済む、しかし満席の鰻屋で食事を楽しみました。 上鰻重肝吸い付で4,200円。 まぁこんなものでしょう。 その後境内とは...
文学

もう十分

今日は休暇を取りました。 自立支援医療受給者証の更新のためです。 これは重度な精神病患者が社会で生きていけるようにするための支援制度で、認定を受けると医療費及び薬代が1割負担で済みます。 私は「重度かつ継続」に認定されており、もう10年以上1割負担で済んでいます。 双極症(最近双極性障害から双極症に名称が変わりました)は完治するということがなく、寛解に至ったら寛解状態を長引かせるのが主たる治療方針になります。 そのため、予防的に、しかし大量の精神病薬の服薬が必要になります。 当然、薬代も高くなるわけで、1割負担でかなり助かっています。 手続きが終わって、本屋に立ち寄り、超シルバー川柳という本を買いました。超シルバー川柳 レッツゴー100歳編みやぎシルバーネット河出書房新社 90歳以上の作者が詠んだ川柳ばかりを集めたものです。 90歳ともなると達観して枯れた味わいになるのかと思っていましたが、そうでもないようです。 考えてみれば今私は55歳ですが、20代、30代の頃は50歳を過ぎれば浮世の悩みはあらかた無くなるのではないかと思っていましたが、そんなことはありませんでした。 それを敷衍すれ...
その他

炊飯器

昨夜の酒が少々過ぎたのか、今朝はだるい朝となりました。 朝湯に浸かってぼんやりしていたら、カーペットの上で眠ってしまいました。 我が家の暖房はエアコンと床暖房だけなので、床にごろんと横になる癖がついてしまいました。 午後、近所の家電量販店に出かけました。 車で10分とかからぬ距離です。 で、圧力IH炊飯器という飯炊き道具を購入しました。 今使っている炊飯器、もう26年も経っており、最近炊きたての飯から変な匂いがするようになっしまったためです。               ↓  上のような変化になります。 新婚の時購入した物を今まで使っていたのだから驚きです。 よく頑張ってくれました。 今から26年たったら私は80歳を過ぎてしまいます。 もし新しい炊飯器が先代のように長持ちしたのなら、私の寿命が尽きる頃まで使えるはずです。 そう考えると人間の一生なんてはかないものです。 実父は71歳で、義父は81歳で亡くなりました。 実母はまだ元気ですが、義母は要介護5で特別養護老人ホームに入所し、電話のかけ方もリモコンでテレビを付ける方法も判らなくなり、ほぼ寝たきりです。 私と同居人がいつまで元気で仲...
文学

家族じまい

やっと迎えた週末。 週末の喜びだけが私を生かしているようなものです。 勤務中の私は死んでいないだけです。 今日は午前中、読書をして過ごしました。 読んだのは「家族じまい」。 近頃お気に入りの桜木紫乃の小説です。 午後は本屋と和菓子屋に出かけ、小説を2冊と栗蒸し羊羹を購入。家族じまい (集英社文庫)桜木紫乃集英社 家族じまいと聞くと、誰もが墓じまいという言葉を連想するかと思います。 墓を終わらせるがごとく家族を終わらせる物語ではありません。 5つの短編小説から成っており、それらが、例えば長女を主人公にした小説から二女を主人公にした小説になり、両親、伯母、何の関係もないが両親の旅で行きあう若いサックス奏者と、何らかのつながりを持った連作短編集になっています。 家族を終わらせることは、例えば離婚とか死別とか色々あるでしょうが、結局、何となく終わっていくのだろうと思います。 おぎゃぁと生まれた子供が成長する過程で父母や祖父母、きょうだいらと過ごして家族の中で生き、長じて自分もまた結婚して家族を持つ。 切れ目の無い繰り返しのようでいて、全ての家族は終焉を迎え、二度とその家族がもとに戻ることはあり...
精神障害

限界

年末年始の休みが明けて月曜日から金曜日まで怒涛の一週間を過ごしました。 昨年の6月17日から始まった二つの部署の責任者という立場が変わらず私を苦しめています。 この3連休もなんだか忙しなく過ごしました。 土曜日は精神科の診察、日曜日は散髪、今日は先月購入した新車の一か月点検がありました。 どれも大して時間はかかりませんが、完全フリーの休日とは微妙に異なります。 億劫と言いましょうか。 よく一か月1,000キロと言いますがが、今日で958キロ。 どうでも良いことですが、1,000キロに少し届かなかったのが悔しくもあります。 精神病というか、精神病のなかでは軽い部類とされる神経症の世界では、忙しくなってきたと思った時が治った時、という言葉があります。 それならとっくに治っているはずですが、寛解はしても完治が無いのが双極性障害です。 それに双極性障害は統合失調症と並ぶ二大精神病とされ、単なるうつ病や神経症とはその重さが異なります。 以前、直属の上司に私の精神状態が悪化していることを伝え、人を付けるか私を異動させるかしてくれ、と話したことがあります。 その後無しの礫なので、明日は人事権のあるお...