2025-09

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仕事

仕事は楽しい?

三連休の最終日。 不思議と、それほど落ちていません。 最近始めた呪文「仕事は楽しい」と心の中で何遍も繰り返すのは、意外と効果があります。 要は脳をごまかすのです。 私は今まで仕事は地獄だと思いながら34年間、働き続けました。 しかし見方を変えれば、楽しいことも多少はあったわけで、それを過大視してみれば、仕事は楽しいという結論にいたります。 気休めみたいなことですが、無いよりマシです。 明日も職場にいる間中、「仕事は楽しい」と心の中で唱え続けましょう
ブログ

高島野十郎展

昨日は千葉県立美術館に出かけました。 高島野十郎展を観るためです。 この人の存在は知らなかったのですが、NHKの日曜日術館で紹介され、知りました。 生前はあまり売れず、苦しい生活だったようです。 死んでから評価されるなんてつまらないですね。 生きているうちにもてはやされて、死後忘れ去られる方が良いように思います。 月と蝋燭をモチーフにした絵が多かったように思います。 月の絵は、闇を描くために描いたのだとか。 写実的な手法を用いながら、どこか浪漫的な絵画群で、私を圧倒しました。 多くの絵が写真撮影可能な点も良かったと思います。 無名の画家の魂の叫びを聞きました。
文学

終活シェアハウス

昨夜、金曜日夜の良い気分に任せて、「終活シェアハウス」と言う本を読みました。 68歳のおば様達4人が豪華マンションで共同生活するお話です。 男手が欲しいと、男子大学生を秘書という名の雑用係にやとい、その男子大学生の視点からおば様達の生態が語られます。 4人はオツムのあまり良くない中高大一貫の女子校の同級生。 独身を貫いた者、熟年離婚した者、シングルマザーとして子育てを終えた者、家族との折り合いが悪く追い出されるようにしてシェアハウスにやってきた者など、事情は様々なお一人様たちのドタバタ劇です。 それにしてもこのおば様たち、食欲旺盛です。 かなり凝った料理をし、それをワイン片手に食すシーンが頻繁に語られます。 旨そうです。 シェアハウスを金銭的な問題で閉じそうになったり、ストーリーはテンポがよく、読ませます。 気楽に読める一冊になっています。購入はこちらから
社会・政治

総裁辞任

石破総理、もう辞めちゃうんですねぇ。 5回も総裁選に立候補してやっと掴んだ地位だと言うのに。 しかし参院選敗北の責任は誰かが取らなければなりません。 加えて党内には石破下ろしの風が吹き荒れ、もはやどうにもならなくなったというのが本当のところでしょう。 それにしても印象的なのは、麻生最高顧問の嬉しそうな顔。 よっぽど嫌いだったものと見えます。 次は誰が当選するにせよ、1年かそこらで辞めるようなことは止してもらいたいものです。 ある程度長くやらないと何も出来ないし、諸外国から舐められます。 安倍元総理が存命であったなら、また違った展開になったでしょうに、かえすがえすも残念です。
文学

限界国家

今日は近未来に対する警告の書とも言うべき小説を読みました。 「限界国家」です。 限界集落という言葉がありますが、それをもじった、あるいは拡大した概念です。 老いた財界の大物が少子高齢化が進み、伝統的な日本の文化が失われつつあることを憂い、あるコンサルティング会社に20~30年後の日本社会がどうなっているかを報告書にして提出してほしい、と依頼するところから物語は始まります。 その後は延々とコンサルティング会社の上司部下、最先端のベンチャー企業社長にして現役の大学生でもある男らとのスリリングな会話が続きます。 地の文が少なく、会話が多いのが特徴です。 ベンチャー企業の若き社長はネット社会には国境という概念は存在せず、守るべき国家も伝統も無いと断言します。 圧巻なのは、財界の大物の老人とベンチャー企業の社長が直接対話する場面です。 日本の行く末を案じる老人に、こんな社会にしたのは1世代、2世代前の老人たちで、それ若者にたてなおしてくれと言われても困ると応えるベンチャー企業社長。 現代は先を読めない者にとっては悲劇、先が読める者にとっては喜劇、というフレーズが心に残ります。 56歳の私の考えは...
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