ブログ

スポンサーリンク
ブログ

一人

見事な秋晴れに恵まれましたが、今日は同居人が休日出勤を命じられ、一人の土曜日となりました。 掃除をしたり洗濯をしたり、家事で一日を過ごしてしまいました。 つまらないものです。 世間では、中高年夫婦は一緒にいないほうがうまくいくなんていう話もありますが、私には信じられないことです。  私は若い頃、生涯独身を貫き、自分の時間を自分のためだけに使おうと思っていました。  それが、配偶者が一日いないだけでこのありさまです。 腑抜けになってしまいました。
ブログ

高島野十郎展

昨日は千葉県立美術館に出かけました。 高島野十郎展を観るためです。 この人の存在は知らなかったのですが、NHKの日曜日術館で紹介され、知りました。 生前はあまり売れず、苦しい生活だったようです。 死んでから評価されるなんてつまらないですね。 生きているうちにもてはやされて、死後忘れ去られる方が良いように思います。 月と蝋燭をモチーフにした絵が多かったように思います。 月の絵は、闇を描くために描いたのだとか。 写実的な手法を用いながら、どこか浪漫的な絵画群で、私を圧倒しました。 多くの絵が写真撮影可能な点も良かったと思います。 無名の画家の魂の叫びを聞きました。
ブログ

氷の轍

今日は夏休みの最終日。 心が沈みます。 この休みは二泊三日で那須高原に行く予定でしたが、同居人のコロナ発症で断念。 一人で映画館に2回出かけた以外は家でおとなしく読書をしてすごしました。 今日は桜木紫乃のミステリー「氷の轍」を読みました。 50年に及ぶ母親、母親を慕う男、母親に売られた二人の娘の物語が雄大に語られます。 作中、折々に北原白秋の短い詩が挿入されます。 他ト我という詩です。 二人デ居タレドマダ淋シ 一人にナッタラナホ淋シ シンジツ二人ハ遣瀬無シ シンジツ 一人ハ堪ヘガタシ この小説は、人と人との遣る瀬無い関係性を切り取って見せます。 遣る瀬無い事情で殺人事件が発生し、遣る瀬無い事情で互いに知らなかった50年が語られます。 知らずに済めば良かったのにと思わせます。 この作者、いわゆるミステリー作家ではありませんが、優れた筆力で読ませてしまうあたり、脱帽です。購入はこちらから ↓
ブログ

メタモルフォーゼの縁側

コロナで療養中だというのに、症状がほぼ無くなって、ただ5日間は出勤禁止と言われたので退屈に任せてネットフリックスで映画を観ました。 「メタモルフォーゼの縁側」です。 BL好きの女子高生と、偶然本屋でBL漫画を手にして興味を持った老女との交流を描いた静かな作品です。 女子高生の幼馴染の男子高校生が失恋したり、コミケに参加したりしますが、基本的にこれと言った事件は起きません。 孫のような女子高生と祖母のような老女との不思議なつながりが描かれるばかりです。  最近ホラー映画を観なくなりました。 前はあれほど好きだったのに。 今は何も起きない、静かで優しい映画を好むようになってしまいました。 私も衰えたということでしょうか。
ブログ

躁転?

今朝は深夜3時に起きてしまいました。 ベッドで眠気を待ちましたが、それは訪れず、諦めてシャワーを浴びました。 シャワーを浴びたら少し眠くなり、今度は6時まで眠れました。 6時は普段起きる時刻です。 早朝覚醒というか深夜覚醒は躁のサインなのですが、躁だとシャワーを浴びたからと言ってまた眠れるはずが無いので、躁を疑うエピドードだとは言えません。 これが深夜3時からパソコンに向かって駄文を書き散らしたり、意味もなく深夜の街を歩き回ったり、自分は天才だとか思い始めたら間違いなく躁転です。 躁状態の患者は病識が無いと言われますが、それは最初だけで、躁エピソードを重ねていけば、すぐに自身の躁転に気付くと思います。 躁状態というのは万能感に満ち、非常に気持ちの良いものです。 しかし、喧嘩っ早くなったり、ギャンブルにのめり込んだり、性的逸脱行動に走ったりと、厄介な状態でもあります。 そして躁状態におけるエネルギーの過剰消費が元でひどいうつ状態に沈むことになります。 双極性障害にはⅠ型とⅡ型があって、Ⅰ型は症状が重く、働くことはできません。 Ⅱ型は服薬を続けていれば労働は可能です。 幸か不幸か私はⅡ型で...
スポンサーリンク