お笑い

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梅干し

よく時代劇なんかで、病に伏せる殿さまが紫の鉢巻をしていますね。 あれ、なんででしょう? 一説には、軽い頭痛なんかは頭をきつく縛ることで痛みがなくなるからだとか、気合で治すためだとか、色々言われますが、本当のところはわかりません。 江戸時代、頭痛に効くとされていたのは、梅干しをつぶして額に張る、という方法だそうです。 梅は三毒を断つ、と言われていたとか。 つまり、食・血・水を清掃するとか。 寝すごして 嫁梅干しを 顔へあて という古い川柳があるそうです。 仮病ですね。 少し色っぽいのでは、  梅干しを はがしてしまう 好いた客 というのはいかがでしょう。 花魁にも、少々頭が痛くても会いたい客がいたということでしょうねぇ。 現代のソープランドにも、こんな粋な関係性のソープ嬢と客がいるんでしょうかねぇ。 もっとも、逆もあります。 振しんの 梅干張るは そら頭痛 振袖姿の若い新造が梅干しを張っていたら、それは仮病だと言っているわけですねぇ。 客をとるようになったばかりの若い新造には、どうしても会いたくない客がたくさんいたんでしょうねぇ。 頭痛の時に梅干しを額に張るというその単純な行為が、さまざ...
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サイバーサンダーサイダー

Yuo Tubeで遊んでいたら、「サイバーサンダーサイダー」という動画を見つけました。 引きこもりの男が歌うような歌詞を、電子音らしき声で激しく歌うのですが、出色なのは途中で登場する棒人間の踊りの切れの良さです。 深刻になってしまうような歌詞をじつにポップに歌い、踊っています。 まずはオリジナル動画をご覧ください。 さらに面白いのは、先生と僕という小学生とそのダンスの先生と思しき2人組のユニットが、「サイバーサンダーサイダー」に合わせて激しく踊っている動画の存在です。 しかもそれは客で満員のライブ会場で行われていることから、一部ファンの間でこの曲とダンスが支持されていることがうかがえます。 先生と僕の素敵なダンスを鑑賞ください。 現在わが国で、もはやポップカルチャーというより主流の文化となった感すらあるヲタク文化。 それは一朝一夕で成し遂げられたものではありません。 古くは平安末期の男装の踊り子にして売春婦でもあり、しかも神聖な存在とされた白拍子のような文化。 戦国末期に現われた傾き者。 さらには江戸時代の浮世絵や川柳、売春婦でしかないはずの吉原の女郎を花魁だの太夫だのと呼んで春を買う...
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品川心中

昨夜家に帰ってひとっ風呂浴び、焼酎を飲みながらテレビをつけると、某民放で浅草お茶の間寄席なる番組が放送されていました。 ゴールデンタイムに落語とは珍しいと思って見るともなく見ていると、ぐいぐい引き込まれました。 噺家は古今亭志ん輔。 演目は「品川心中」です。 品川の花魁、お染は、住み替えの金が出来ないために下の女から馬鹿にされるので、死ぬことを決断します。 1人で死ぬのは嫌なので誰か道連れをつくることを考えます。 なじみの客から道連れを選び、少々ぼんやりしている金蔵と一緒に死ぬことに決めます。 早速金蔵を呼び出したお染は無理やり金蔵に心中を承知させる。 翌日の晩、いざ心中という時にカミソリで首を斬るのを金蔵が嫌がるので、外の桟橋から身投げをすることにします。 桟橋でなかなか飛び込もうとしない金蔵をお染が突き落とし、自分も飛び込もうとしたところに、店の若い衆が「金が出来た」という知らせを伝えに来ます。 お染は死ぬのが馬鹿馬鹿しくなって店へ戻ってしまう。 遠浅だったため死にそびれた金蔵は親方のところへ行くが、親方の家では博打をしており、戸を叩く音で「役人だ」と早合点して全員大騒ぎ。尋ねてき...
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つぶやき隊

つぶやきシロ―を声優に迎えた脱力系アニメ、「つぶやき隊」がばつぐんに面白いです。 黄色信号さんが、「俺のこと、進めだとおもってねえ?」とか、東京スカイツリーさんが、「東京タワー先輩、ライトアップなんかして若づくりで、もう必死だね。でも大丈夫。東京タワー先輩、まだまだいけるから。避雷針として」なんて、意地悪につぶやいています。 その他、消しゴムさんやら、シュレッダーさんやら、コンセントさんやら。 たこあしで伸びに伸びたコンセントさんは一言、「暑いねぇ」と言って額から汗を流しています。 乾いた笑い、最高です。 いかがでしたでしょうか。 なかなかイカしてるとは思いませんか。 たまには笑い転げて、精神の安定を得ましょう。つぶやき隊 谷口崇,鈴木ワタルTOブックスつぶやき隊 ~まだまだ言いたいことがある~ つぶやきシローTOブックスつぶやき隊 ~つぶやき続けて3作目~ つぶやきシローTOブックスにほんブログ村 エンターテインメント ブログランキングへ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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おばちゃん、死す

「男はつらいよ」シリーズで寅さんのおばちゃん役を演じ続けた三崎恵子さんが亡くなったそです。 90歳、死因は老衰だとか。 まさしく天寿を全うしたわけですねぇ。 じつは私、「男はつらいよ」シリーズ、全て観ています。 寅さんはじつにちゃらんぽんで腹立たしい男ですが、あんな生き方をしてみたい、と思わせるような魅力的な人物造型でした。 そして魅力的な寅さんの語り。 上野で生まれ育ち、浅草で舞台に立っていた江戸っ子らしい、乱暴なような、恥じらいをふくんでいるような、的屋の役がはまっていましたね。 でも渥美清その人は、読書好きで物静かな人だったというから驚きです。 言わば現実には存在し得ない、架空の破天荒な男とその家族の物語だったのですねぇ。 寅さんは大酒のみのだらしない男として描かれていますが、ただの酒飲みであったはずがありません。 博打もやったでしょうし、馴染みのプロの女が全国各地にあったでしょう。 それが素人のお嬢さんの前にでると、とたんに純情になるから不思議です。 私はいつか、寅さんのダーティーな部分を暴露した、「実録 裏寅さん」みたいなものを書いてみたいと思っています。 寅さんも亡くなって...
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