お笑い

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日在日本

外国の風俗習慣というものは、時として奇妙に映るものです。 中国から日本に語学留学している学生が「日在日本」というマンガを描いています。 そこでは日本人には当たり前の、しかし中国人から見たら奇妙な風景がコミカルに述べられています。 例えば秩序。 東日本大震災の折、被災地で暴動が起こるどころか少ない食糧を分け合って食べる姿が世界から称賛されました。 日常生活においても、車が走っていないのに赤信号を待っている日本人とか、左側に整然と並んで右側を空けて乗るエスカレーターとか、降りる人を待ってから電車やバスに乗る習慣とか、あまりにも当たり前のことが驚嘆をもって迎えられています。 一方性風俗。 あちこちで堂々とラブ・ホテルやソープ・ランドが営業し、アダルト・ビデオや成人向け雑誌が売られている点を見ると、中国人はあまりの羞恥に居ても立っても居られないとか。 中国ではポルノの製造販売は死刑だそうですからねぇ。 面白いと思ったのは、日本の女子高生の制服姿に対する反応です。 中国でもアニメやゲームで日本の女子高生に対する免疫が出来ているかと思いきや、あにはからんや、街中で実物を見かけると激しく萌えるそうで...
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大師匠

昨夜某中華料理店で夕食をしたためたのですが、そこにじつに素敵なお婆様がいらっしゃいました。 レジ前にどっかと座り、二人の女子高生アルバイトに様々な指示を飛ばしています。 多分耳がお悪いのでしょう、信じられないような大音量の指示でした。 二階で宴会を開いていたようで、それにまつわる指示。「今日はねぇ、飲み放題じゃないんだよ。だから酔っぱらってきたなと思ったら、じゃんじゃんビール持ってっちゃいな。飲み放題の時は注文を受けてから時間を置いて持っていくんだよ。いいかい、世の中は何だってあべこべにできてるんだからね。熱燗なんて言われたらねぇ、あっついお湯に少うしお酒混ぜればいいんだよ。どうせ酔っぱらってるんだからわかりゃしないよ。それからねぇ、あんた達若いんだからにっこり笑って『お客さん、すいませんが運んでもらえますか』って言うんだよ。二時間も三時間もまともに働いたら持たないよ。楽しなきゃ駄目なんだよ」 私は塩味の五目そばをすすりながら、この素晴らしい人生哲学に感嘆の念を禁じ得ませんでした。 しかし爆笑は堅く禁じました。 鼻から熱い中華めんをこぼしてはいけませんから。 二階の宴会客には聞こえてい...
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婚前特急

私が今一押しの女優、吉高由里子先生主演の恋愛コメディ、「婚前特急」を鑑賞しました。 5人の男と付き合う女、チエ。 チエは美人で仕事も出来、結婚なんかするよりいつまでもふわふわと恋愛ごっこを楽しんでいたい、と考えていました。 しかし、親友が結婚・出産。 チエは親友の新婚宅を訪れては、あぁ、本当の相手っているんだなぁなんて、柄にも無く乙女チックなセリフを吐いたりします。 そこでチエは五人の男の成績を付けて査定し、査定結果の低い男から切っていく、という作戦に出ます。 ところが、査定最低の貧乏で将来性の無いパン工員を切ろうとしたところから、つまづきます。 ちなみにこの男、デメリットはきりが無いほど上がりますが、メリットは、楽、だけ。 それからすったもんだのドタバタ劇があって、物語はそうなっちゃうんですか?という意外な展開に。 見た目は可愛いが心は悪魔、というキャラクターを演じた吉高由里子先生、お見事でした。 やっぱり先生に良い人は似合いません。 これからも世の男どもに毒を吐き続けてください。 私はいつまでも応援しますよぉ。 婚前特急【通常版】 吉高由里子,浜野謙太(SAKEROCK),杏,加瀬...
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立川雲黒斎(うんこくさい)家元勝手居士

立川談志師匠が亡くなりましたねぇ。 永遠に死なないんじゃないかと思わせる図々しさと毒舌が売りでした。 あまりの天才ぶりに、先代林家正蔵師匠は、立川談志師匠がまだ40代の頃、「あいつは自殺するんじゃねぇか」なんて言っていましたっけ。 やることなすこと当たるので、世の中がつまらなくなってしまうのではないか、と心配したようです。 で、生前、某ラジオ番組で「墓も、お経もいらねぇ。戒名も戒名代がもったいないから自分で決める、できれば病名は“ふとした病”がいいな」なんて言っていて、立川雲黒斎(うんこくさい)家元勝手居士、などとふざけた戒名を自分でつけてしまいました。 最後まで人を食った感じが噺家らしいですねぇ。 しかしこの人、いわゆる噺家らしい噺家ではありませんでした。 国会議員になったり、大学で落語と文化について教えたり、社会的な発言が多く、しかも自分の師匠、柳家小さん師匠が会長を務める落語協会を、自分の弟子を真打ちにしなかったことを理由に脱会、立川流家元を名乗るようになりました。 日本の落語会を引っ張ってきた先代三遊亭円楽師匠に続いて立川談志師匠まで亡くなって、落語界はしばし虚脱状態です。 落...
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噂のモーガン夫妻

昨夜は珍しくコメディを観ました。 「噂のモーガン夫妻」です。  モーガン夫妻は、夫の浮気が原因で別居中。 そのさなか、レストランで食事しながら今後について話し合った帰り、偶然マフィアのヒット・マンによる殺人現場を目撃してしまいます。 二人の命が危険なため、FBIの命令で、偽名を名乗り、熊が出没する片田舎の保安官宅に保護されることに。 ニュー・ヨーカーの二人には何もかもが新鮮で戸惑うことばかりの田舎暮らし。 星の美しさに感嘆したり、熊に襲われたり、ロデオ大会を見に行ったり。 そんな生活のなか、夫妻は関係性を改善していきますが、別居中に妻も浮気をしていたことが判明したり、マフィアが夫妻の居場所を突き止めてヒット・マンを送り込んだりというドタバタ劇が続きます。 それにしても、モーガン役のヒュー・グラント、今作では精彩を欠いています。 私は高校生の頃、同性愛者の純愛を描いたあまりにも美しく、社会的問題提示をも盛り込んだ名作「モーリス」でヒュー・グラントを知って以来、この役者には特別の関心をもっています。  「ブリジット・ジョーンズの日記」にしても、「アバウト・ア・ボーイ」にしても、優男で女にだ...
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