散歩・旅行 桜
花見というほど大げさなものではありませんが、午後、少しだけ桜がある近所の公園を散策しました。 どんよりと曇って寒々しく、人もまばらでしたが、桜はまさに今が見ごろ。 見事に咲き誇っていました。 私は毎年満開の頃、ワンカップやビールを買い込んで花見を楽しんでいますが、今日はなんだかそんな気になれません。 例年だと4月の上旬、新年度を迎えて多少の高揚感をもって花見を楽しんでいたところ、今年は年度末に重なり、いつもそうなのですが、年度末というのは精神が不安定になり、花の下で酒を飲もうという気持ちになりません。 今年の早すぎる桜の開花が恨めしく思えます。 桜といのは不思議なもので、わが国では桜は死の観念と結びついているせいか、桜を観るたび、来年もまた桜を観られるだろうか、もしかしたら不慮の事故にでも会い、これが今生最後の桜になるかもしれない、という不吉な思いに駆られます。 とくにうつ状態が激しく、希死念慮に悩まされていた時はそうでした。 桜を観たから、そろそろいいだろう、と考えてしまうのです。 それでもやっぱり死ぬのが怖くて、生きながらえてしまいました。 でも精神障害に対する差別や偏見は今も根強...