散歩・旅行

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散歩

年末の一日、小さな漂白の思いにかられ、車を西へと向けました。 高速を飛ばすこと40分、吾妻橋の墨田区側、アサヒビール横の小さなコインパーキングに車を止めて、ふらふらと歩き出しました。 近頃のパワースポットブームで人気を博す今戸神社へ。 予想していたよりも小さな神社でした。 招き猫と縁結びで有名だとか。 明後日には人で溢れかえるであろう境内は閑散としていました。 上の猫をなでると福がくるとか。 皮肉な笑いを浮かべながら、もちろんなでました。しつこいぐらい。これで福が来ることまちがいなしです。 そこから吉原方面へ。 ソープ街を抜けて、吉原神社へ。 途中、何度も呼び込みに声をかけられ、金があれば入浴するものを、と思いつつ、「今、上がったところなんで」と見え透いた嘘でごまかしつつ、吉原神社着。 多くの女郎がお祈りしたであろうその社には、そこはかとない悲しみが漂って、私を悲しくさせたのです。 神社めぐりはまだ続き、酉の市で有名な鷲神社へ。 こちらは本宮の真ん中に巨大なおかめがおかれ、これをなでろ、と。 さっき猫なでたんだけどな、と思いつつ、下手な鉄砲式で、こちらも頭といわず鼻といわず口といわず、...
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上野から谷中

師走とは思えない陽気に誘われて、散歩に出かけました。 車を上野警察署前のコインパーキングに停めて、上野公園へ。 上野公園はあまり知られていませんが、銀杏や紅葉が多く、きれいなのですね。 佐賀県の陶器市をやっていました。 上野公園を抜けて、東京藝術大学へ。 藝大の教員や学生制作の美術品を売る店をのぞいたら、工芸科の大学院生が作ったカエルの置物が20万円という高値で売られていました。 才能ある美術家を青田買いしようとでもいうのでしょうか。 藝大近くのファミリーレストランで昼をしたため、谷中へ。 谷中はやたらと寺が多いのですね。 立派なお寺、小さなお寺、古い本堂、コンクリートの本堂、いろいろでした。 谷中銀座は昨今の散歩ブームも手伝って、善男善女がコロッケなどほおばりながら大勢小春日和を楽しんでしました。 少し歩きつかれて、日暮里から山手線で上野に戻り、車で帰ってきました。 一万歩以上歩きましたが、疲労はそれほどではありません。 家の近所を散歩すると、ひどく疲れるのですが、観光気分で歩くといいですね。 こんな陽気がしばらく続くと嬉しいのですが。 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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紅葉

秋も深まり、冬の匂いさえ感じられるこのごろ。 関東南部の千葉県でも紅葉の見ごろを迎え、成田山に紅葉見物に出かけました。 まずは成田駅から新勝寺までの長い参道をぶらついて、漬物屋や煎餅屋を冷やかしました。 そうこうするうちにお昼ちかくになり、成田山にお参りするときには必ず立ち寄る鰻の店、川豊へ。 11時40分ですでに行列ができていました。 店先で鰻をさばき、蒲焼にするため、良い香りが漂ってきます。 成田に鰻屋はたくさんありますが、もっとも繁盛している店です。 うな重上と肝吸いで2100円と、お財布にやさしい価格です。 腹がくちたところで成田山へお参りです。 本堂では護摩を焚いてお経をあげていました。 あの長い袈裟に燃え移ったりしないんでしょうかねぇ。 七五三の子供たちが大勢千歳飴をぶら下げていました。 成田山新勝寺の裏、成田山公園が紅葉のスポットです。 赤や黄色に色づいた葉が、私を迎えてくれました。↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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花柳章太郎

今日は文京ふるさと歴史館に出かけました。 戦前から昭和30年代にかけて活躍した新派の役者で人間国宝、花柳章太郎の展覧会を観るためです。 じつはこの博物館に勤める学芸員が古い知り合いで、招待券を送ってくれたのです。 十年ぶりに会う彼女は学芸員の仕事がしっかり板につき、年月が人を育てたのだなあ、と感慨にふけりました。 昔話もそこそこに、彼女は団体入館者の案内のため、立ち去りました。  私はじつはこの役者を知らなかったのですが、絵を描いたり随筆を書いたり、多彩な人だったようです。 男役も女形もこなす器用な役者です。 写真を観ると、若いころも美男子ですが、中年以降のほうが福々しい良い顔になって、年をとるならこうありたい、と思いました。  郷ひろみみたいに若さに執着するのはいやですね。 年相応に老けていきたいものです。 とくに着物は若いころより中年から老年期のほうがよく似合います。 私が若いころ、ある機会に黒紋付を着る羽目になったとき、当時痩せていたため、着付けのおねえさんにバスタオルを何枚も体にまかれて、その上から黒紋付を着たことを思い出します。 今はすっかり貫禄がついたので、バスタオルも必要...
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ただよう

見事な秋晴れにつられて、ふらふらと外へただよいだしました。 気が付いたら、大江戸線の麻布十番駅に降り立っていました。 山の手の中の下町ともいうべき麻布十番商店街を、あっちをふらふらこっちをふらふら。 麻布山善福寺をお詣りすると、今度は有栖川宮記念公園へ。 ここで滝を観たりしてミクロな森林浴を楽しみ、広尾へ。 広尾のスーパーを冷やかすと、客はあっちもこっちも外国人ばかり。 商品も巨大な肉の塊やら、横文字しか書いていないチーズやら缶詰やら変な形をしたパスタやら。 ワインとリキュールがえらく充実していました。 歩き疲れて喫茶店に入ったら、結婚披露宴帰りと思しき若い女性4人が派手な衣装とメイクをものともせず、新郎新婦の悪口で盛り上がっていました。 帰りは日比谷線広尾駅からです。 麻布から広尾へただよだいだした私は、千葉市内の自宅マンションに帰りつき、ああ、自宅が一番、と思ったのでした。 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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