散歩・旅行 花柳章太郎
今日は文京ふるさと歴史館に出かけました。 戦前から昭和30年代にかけて活躍した新派の役者で人間国宝、花柳章太郎の展覧会を観るためです。 じつはこの博物館に勤める学芸員が古い知り合いで、招待券を送ってくれたのです。 十年ぶりに会う彼女は学芸員の仕事がしっかり板につき、年月が人を育てたのだなあ、と感慨にふけりました。 昔話もそこそこに、彼女は団体入館者の案内のため、立ち去りました。 私はじつはこの役者を知らなかったのですが、絵を描いたり随筆を書いたり、多彩な人だったようです。 男役も女形もこなす器用な役者です。 写真を観ると、若いころも美男子ですが、中年以降のほうが福々しい良い顔になって、年をとるならこうありたい、と思いました。 郷ひろみみたいに若さに執着するのはいやですね。 年相応に老けていきたいものです。 とくに着物は若いころより中年から老年期のほうがよく似合います。 私が若いころ、ある機会に黒紋付を着る羽目になったとき、当時痩せていたため、着付けのおねえさんにバスタオルを何枚も体にまかれて、その上から黒紋付を着たことを思い出します。 今はすっかり貫禄がついたので、バスタオルも必要...