スポンサーリンク
精神障害

フラッシュバック

じつは職場復帰してから、暴言をうけた時の場面がたびたびフラッシュバックすることに悩まされています。 職場では暴言を発した上司が今もトップにいるので、何かと刺激を受けるのです。 フラッシュバックが起こると、立ちくらみのような感じになって、おさまった後も、しばらく不愉快なのです。  昨日の診察でその話をしたら、フラッシュバックを抑えようとしても不可能なので、その頻度や鮮明さがやわらいでいくのを根気よく待つしかない、とのことでした。 気が遠くなるような話です。 最初のハラスメントが平成18年の12月28日、最後のハラスメントが平成19年7月24日です。7月30日に産業医に相談してから、ハラスメントは終わりました。 もうずいぶん前のことです。 一応、概ね私の要求が通って、解決したのに、今だにフラッシュバックに悩まされるとは、思いませんでした。 人間の心というものがこんなに傷つきやすく、回復が困難だとは、予想できませんでした。
映画

暴力

「ファニーゲームUSA」という映画を観ました。ハネケ監督がハリウッドに乗り込んでセルフリメイクした作品です。 暴力をゲームとして楽しむ二人の青年が、別荘地で暴力と殺人を繰り広げる作品です。青年たちは、礼儀正しく、教養にあふれています。しかし、暴力を心の底から楽しむのです。ただ、直接的な暴力シーンはほとんど出てきません。アングルを変えたり、殴る音や被害者のうめき声だけで暴力を表現しており、二人が美青年であり、別荘地の美しい自然とあいまって、映像的には極めて美的です。だからこそ、この映画は震え上がるほど怖ろしいのです。 人間の内に潜む野獣を、尖鋭的に描いています。暴力を娯楽にしてしまったハリウッドへの、強力なアンチテーゼです。 これほど美しく、怖ろしいバイオレンス映画を観たのは、1973年の映画賞を総なめにした、キューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」以来です。 おそらく、この映画は長く映画史に名を残すでしょう。 人類史上、まず健康的な美を求める芸術がうまれ、やがてそれは腐敗した美を求める耽美主義へと進み、さらに19世紀にいたって神経症的な、不愉快な芸術に到達しました。 この五十年は、暴力...
仕事

皆勤

14時15分までの勤務でしたが、今週も無事皆勤できました。仕事は伝票の起票やら、倉庫整理やら、軽いものばかりで、やや物足りない感じもありますが、調子に乗ると痛い目に遭いますので、物足りないぐらいで良しとしましょう。 それと、今日職場の親睦会から、病気見舞いをもらいました。復職後にもらうのも変ですが、まさか休職中に自宅に届けるというわけにもいきますまい。私は職場の人に会うことを嫌がっていましたし。 額はわずかですが、そういうちょっとしたことが、励みになるのですね。
その他

今朝も

作っちゃいました。 いけともさんのコメントを参考にサラダも入れて、他には、冷凍の「お母さんの和惣菜」に入っていたホウレンソウの煮びたし、ミートボール、鳥の香草焼きが今日のおかずです。ご飯以外は、全部電子レンジで温めただけです。  便利な世の中になったものですね。
思想・学問

代理 ミュンヒハウゼン症候群

先日、生後八カ月の自分の子供の点滴に水道水を混ぜ、死に至らしめた女に懲役10年の一審判決が下りました。なぜそのようなことを、と疑問に思っていたら、代理ミュンヒハウゼン症候群という精神疾患を患っていたそうです。 ドイツでほら吹き男爵と言われたミュンヒハウゼン男爵からとった名前で、ミュンヒハウゼン症候群とは、周囲の注目を集めるために自傷行為を続ける者、代理ミュンヒハウゼン症候群とは身近な者に傷害行為を繰り返す者、だそうです。 代理ミュンヒハウゼン症候群には女性が多く、自分の子供を傷つけ、周囲から献身的に看護する母親、と見られることに快感を覚えるとか。 治療法は、時間をかけたカウンセリングだそうで、薬物療法は有効ではない、とのことでした。 厄介な病気です。 自分の子供を殺して懲役10年は軽い、と思いましたが、この病気の患者だと知ると、簡単に軽い、とも思えません。裁判長は、身勝手で自己中心的な犯行、と断じていましたが、それはそういう病気なんだから当たり前です。 しかしそうかといって、無罪にしてよいものやら。 裁判員のみなさんは相当苦悩したことでしょう。 精神病者の犯罪というのは刑罰のつけかたが...
スポンサーリンク