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文学

じめじめ

一日、雨でした。早くも梅雨の予感です。 30代前半までは、男には珍しい冷え症で、冬には靴下を二枚はいたり、仕事の合間に手を お湯で温めたりしていたのですが、三年ほど前からでしょうか、この時分から10月くらいまで、足首、足指に熱感があって、不快です。手足だけは冬でちょうどよいくらいです。末端ぽかぽか症です。夏場は、家ではいつも素足。外出するときも、近くなら素足に雪駄です。これがじつに気持ちよろしい。 職場では素足というわけにはいかないので、五本指ソックスをはいてしのいでいます。 そして帰宅後の楽しみは、冷たい水で、一本一本丁寧に足指と足裏を洗うことです。仕事の疲れが吹き飛びます。足を洗うとは、よく言ったものですね。 中年の靴下は臭いとか。この時期だけは、自分の靴下が臭いと思います。 蹠(あうら)より 梅雨のはかなさ はじまりぬ つい数年前に没した桂信子の句です。 蹠(あうら)とは、足の裏のことです。 梅雨の不快感を、風流な、はかなさという言葉で表現しているのが面白いですね。もっと露骨な表現もできましょうに。 この俳人は肉体を感じさせる句が多く、 ふところに 乳房ある憂さ 梅雨ながき と、...
その他

弁当

THERMOS フレッシュランチボックス オレンジ DJB-900W ORTHERMOSこのアイテムの詳細を見る  私はいつも、昼飯は仕出し屋が持ってくる400円の日替わり弁当を食べています。 しかし、揚げ物が多かったり、胃にもたれたりするので、今朝は弁当を作ってみました。 ご飯をつめて、冷凍食品やレトルト食品を温めただけの、簡単なものです。400円とはいえ、毎日となるとボディブローのように効いてきます。わずかな自由になる金は大切にしなければなりません。  明日以降も続くかどうかはわかりませんが。   しかしこんな弁当でも職場のおねえさんたちは、誰につくってもらたのだ?と、うるさいのです。
仕事

身上調書

今月末までに、身上調書を提出するように、との通知がありました。 身上調書とは、自分の職歴や家族構成、研修歴などを書き、希望の勤務地や職務分野を記載して管理職に提出するものです。 本当は、病気だからヒラに戻して、一切残業のない部署へ置いてください、と書きたいところですが、それではあんまり楽したいのが見え見えで、格好悪いですかね。 希望はとくになし、かなあ。
仕事

会議

久しぶりに会議に出ました。正式な構成員ではなく、事務担当者としての陪席です。 当然、発言権もないし、ただ座っているだけです。実際の資料作成や議題調整、議事録作成などは、私の後輩の職員がやっているので、本当に、ただ座っているだけです。馬鹿馬鹿しいような気もしますが、一応、頭数に入っているのだよ、病み上がりだからといって、差別はしないよ、という意味なのだろう、と善意に解釈しています。 この会議はわりあい話が早く、短時間で済むもので、安心しました。 私が以前事務を担当していた、職場の意思決定の会議では、ああでもない、こうでもない、と延々と続き、閉口しました。 NHKのサラリーマンNEOという番組で、「要するに」さんと、「逆にいえば」さん、「例えば」さんに、「よくわかんないんだけど」さんの四人が堂々めぐりの議論を繰り返し、最後は各々の部署に持ち帰って、再検討、となるコントがありました。 例えば、「この企画、よくわかんないんだけど、どういうことなのかな」「要するに、○○部も入るってことかな」「逆にいえば、××部に投げちゃうってのもありだな」「例えば、△△部ってのはどうですかね」「よくわかんないん...
仕事

声かけ

今日から14時15分までの勤務です。 お昼休みをはさむので、実質的には二時間延長です。 今日は思いのほか疲れませんでした。 それは帰り際に一つ上の同窓の先輩と、副支社長にばったり出会い、二人から笑顔で「調子はどう?無理するな」といった声かけをしてもらったことが理由の一つではないかと思います。 よく営業の人が、お客様の笑顔を見ると疲れが一気に吹き飛ぶ、なんて言いますが、私はそれを信じていませんでした。疲労は疲労、気の持ちようで変わるほどヤワなものではない、と思っていました。 しかし、今日、帰ろうとして、その声かけで疲れが和らぐのを、確かに感じました。 人間はどこまでいっても社会的生き物。人の優しさに触れたいし、人に評価されたいものなのですね。 当たり前のことかもしれませんが、どこか冷めた目で働いてきた私には、新鮮な発見でした。病気で気弱になっているせいかもしれませんね。 それなら自分も、人への声かけを心がけたいものです。
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