スポンサーリンク
その他

花冷え

昨日は近所の公園に花見に行きました。寒空の下、多くの的屋が店を出し、昼日中から顔を赤くした酔客が大勢花と酒を楽しんでいました。 私は健康的に、素面。お茶も飲まずに、散り始めの桜を、一時間あまりもぼうっと眺めていました。 おかげですっかり体が冷えてしまいました。花冷えですね。 冷えた体を温めようと、スターバックスに入ったのですが、ひどく騒々しくて、気持ち悪くなってしまいました。騒音は、発病以来、もっとも苦手とするところです。 家に帰って、静寂を楽しみつつ、来し方行く末のことを考えていたら、花の憂鬱とあいまって、メランコリーに浸ったのでした。
精神障害

二日酔い

昨日は何年ぶりかの二日酔いでした。というのも、金曜日の晩、リワークを修了する2名の方の送別会があったからです。 数多いリワークの先輩のなかでも、この二人とは特に親しくさせてもらっていたため、思わず飲みすぎました。反省しつつ、楽しくもあり、ときにはいいかな、とも思います。 リワークに通うまでは、病人が集団で飲み会をするなんて想像もできませんでしたが、実際は、健康な人のそれとなんら変わるところはありません。 飲みすぎてつぶれるやつもいれば、けたけたと笑い出すやつもいます。 リワークもあと三週間、楽しみたいものです。
精神障害

新年度

昨日から年度が替わりました。テレビニュースでは、入社式の様子が報じられています。 私の職場にも新人が入り、大規模な人事異動が行われたことでしょう。 しかし、今の私には、なんの興味もありません。 大事なことは、復職すること。 リワークは4月23日で修了となりますから、5月の連休明けくらいからリハビリ出勤を開始できればいいかな、と考えています。もっとも、まだ職場とは何も打ち合わせを行っていません。打ち合わせを行って、復職が現実のものになるのが怖いような。 元いた部署に戻るのか、別の部署で復帰するのか、それさえ定かではありません。 元いた部署なら、パワハラ親父と顔を合わせる機会は少ないでしょうが、畑違いでなんとなく居心地が悪いし、かといってパワハラ親父と顔を合わさざるを得ないような部署もいやですし。いっそ転勤でもしたほうが気楽かもしれません。
文学

呪い村436

「呪い村436」を観ました。 美しい田舎町では、人口が常に436人に保たれていました。新入りがくると一人が犠牲になります。子供が生まれてもそうです。しかも犠牲者は、名誉なことと、恍惚の表情を浮かべて縛り首になるのです。 残虐シーンがなく、美しい田舎の光景が広がります。 しかしそこに住む人々は狂気のカルト集団なのです。 そこここに、神を畏れ、賛美するシーンがでてきます。 残虐シーンよりそれら住民の、うっとりとした顔が恐ろしくて仕方ありません。 洋の東西を問わず、田舎には因習的な恐怖があるのですね。 私は田舎には住めません。呪い村 436 マイケル・キングストンソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
文学

花のした

桜が咲きました。 私は桜を見ると、憂鬱になります。 長いこと会計の仕事をしていて、桜の時期は決算と重なり、過重な労働を強いられたためでしょうか。桜を見ると、条件反射のように、山のような伝票や、深夜残業、それに犯罪すれすれ、というか犯罪そのもののような、日付の改ざんなどの処理を思い出すのです。もっとも、それら犯罪行為は、日本国中のお役所で日常的に行われていることでもあります。それはむしろ、犯罪というより法制度の欠陥と言ったほうがよいでしょう。 しかし、今は、ひま。 職業訓練には通っていますが、温水プールで戯れているようなもの。荒波を乗り越えて海で泳ぐのとはわけが違います。 この物狂おしい春を、やり過ごさなくてはなりません。  ねかはくは 花のしたにて 春しなん そのきさらきの もちつきのころ  有名な西行法師の歌です。この歌ほど、多くの日本人の心をとらえたものはありますまい。 桜の下には死体が埋まっている、と言ったのは梶井基次郎でしたか。 春と花には、死のにおいがつきまとっています。 むしろ精神病者にはお似合いの季節かもしれません。
スポンサーリンク