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社会・政治

スーパーコンピューター

先の事業仕分けで、スーパーコンピューターの開発事業がほぼ予算見送りになりましたね。仕分け人の「なぜ世界一でなければ駄目なのか?世界二位ではなぜいけない」という趣旨の発言が報道されていました。 なんと愚かな。 先端技術は日進月歩。常に新技術の開発のため、不断の努力を続けなければなりません。とくに資源もないわが国において、科学技術は重要です。民主党も科学技術立国とか言っていたではありませんか。 世界二位でいいとか言って技術開発を怠っているうちに、あっという間に三位になり十位になり、ついには技術は滅ぶのです。 研究教育費も、削減となりました。 早急に成果が出る事業にばかり予算をつけ、国家百年の計である研究教育費を削減するとは、教育を重視してきたわが国の伝統を忘れた、愚かなことと言わざるを得ません。 日本人を愚民化して、目先の利益ばかりを追うようなことは、絶対にしてはいけません。 今、文部科学省のホームページで、事業仕分けに対する意見を募集しています。実際に予算編成を行う際、参考にするのでしょう。
文学

秋の不気味

おのが身の 闇より吼えて 夜半の秋 今日は雨風強く、家で蕪村全集などめくっていました。 冒頭は、秋の句です。犬に吼えられる情景を詠んだものですが、己自身の闇を感じさせて、どこか不気味な感じもあり、秀逸だと思います。 秋は急激に陽が短くなり、夜の世界がこの世を支配するような、不気味な感じがありますね。冬になってしまうと、逆に寒くて外に出られず、冬ごもりの暖かさが感じられます。 しかし秋は、生命力が奪われていくかのごとくです。 蕪村には秋の句は少ないですが、これは秀句だと思います。 私は少年の頃、晩秋の宵闇を散歩するのが好きでした。街へ出れば明るく、公園などに行くと心細いほど暗いのです。思えばそんな風にして、己の闇を見つめていたのでしょうか。 中年となった今でも、闇の正体は不明ですが。
社会・政治

事業仕分け?

近頃、事業仕分けなるものが行われています。 ペーパー資料だけを見てこれは廃止だの、これは予算削減だのと、役人に突っ込んでいる姿を見ると悲しくなります。現場にも行かず、現場を見もせず、机上の空論で、結論を出しているのです。ことを急いているとしか思えません。ことを急いたらしそんじる。 私は文部科学省系の機関に勤めていますが、経費削減で電気代も、水道代も払えなくなっているのです。 某議員は儲かるかどうかばかり気にしていますが、そもそも国の仕事は儲かりません。国防でも、警察でも、教育研究でも、金を食うばかりです。儲かるのなら、さとい民間がやっていることでしょう。 何が何でも金を減らしたいなら、国家公務員を減らしなさい。 先進国中、もっとも人口比で数が少ない国家公務員を減らしなさい。 誰もそれを言わないのが、不思議です。国家公務員の巨大な票を恐れているのでしょうか。 国家公務員は、国家試験に合格し、国旗と大臣の前で国家に忠誠を誓ったのです。 その国家公務員を減らしなさい。
映画

エンマ

昨夜、DVDで「エンマ」を観ました。謎だらけのミステリーです。 五人の男女が密室のベッドから起き上がります。なぜそこに閉じ込められているのか、なぜその五人なのか。 分からないまま、次々を頭が痛いと言って倒れ、死んでしまいます。 どうやら、生物兵器によるテロの被害者のようでもあります。 ラスト、驚くべき結末が待っています。 わりと緊迫した空気が張り詰めていて、楽しめました。オウム事件以来、この種のテロ話も荒唐無稽と済ませていられなくなりましたね。 オウムといえば、現在、正等を名乗る一派・上佑一派・原理主義のケロヨンクラブに分かれているそうですね。すべて、警察の監視対象になっています。小菅刑務所のまわりをぐるぐる回って麻原を拝んだりなどしているとか。しかみ、事件後入信者がかなり多いとか。気がしれません。エンマ 大野敏哉ポニーキャニオン
思想・学問

アメリカで「侍」展が開かれているそうですね。 様々な甲冑や刀や鉄砲が展示されているそうです。米国人の反応は「武器武具」というより、美術品だ、というものでした。たしかに、日本の侍衣装は美しいですね。米国人客も指摘していましたが、まるでダースベーダーのようです。 実用がもっとも重んじられる武器武具に、なぜ装飾を施したのでしょうか。相手への威圧?自分の自慢?よくわかりません。
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