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映画

自殺サークル

DVDで「自殺サークル」を観ました。 54人の女子高生が一斉に電車に飛び込んで集団自殺する冒頭から、謎の自殺が相次ぎます。インターネットのサイトに関連があるようですが、謎は謎のまま、最後まで不明のままです。 ただ、多くの人が、笑顔で死んでいきます。不愉快な映画です。 変に哲学的に描いて、人を煙に巻いているところも、気に入りません。 「あなたと、あなたの関係性はどうですか?」というセリフが頻繁に用いられますが、これも思わせぶりなだけです。この監督は、詩人で、芸術性が評価されている、とのことですが、腐った頭が生み出した、愚かな駄作としかいえません。 狂気を描くのなら、それなりの作法というものがあるはずです。自殺サークル 石橋凌,永瀬正敏,さとう珠緒,宝生舞,嘉門洋子大映
精神障害

平安

最近、心の平安が得られません。 起きている間中、ひどく不安なような、緊張しているような、焦っているような気分です。頓服の抗不安薬も効きません。私はむやみに動き回って、気持ちをそらせようとし、ことごとく、失敗するのです。  お釈迦様は、苦しみはどこから来るか、と問われて、「執着を縁として生起する」と答えています。 そしてその解決を説いています。「上と下と横と中央とにおいて、そなたが気付いてよく知っているものはなんであろうと、それらに対する喜びと偏執と識別とを除き去って、変化する生存状態のうちにとどまるな。このようにして、よく気をつけ、怠りなく行う修行者は、わがものとみなして固執したものを捨て、生や老衰や憂いや悲しみをも捨てて、この世で智者となって、苦しみを捨てるであろう」  私は何に執着しているのでしょう。変化する生存状態のうちにとどまるな、とは、いかにも酷なことです。 それとも私は、単に脳が破壊されただけなのでしょうか。それならもっとぐちゃぐちゃに、わけがわからないくらい破壊されたいものです。ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)中村 元岩波書店
精神障害

悪夢と早朝覚醒

悪夢にうなされて、午前3時に目が覚めてしまいました。もう、悪夢が怖くて眠れません。 私は、うじや、ミミズなどの気持ちの悪い虫のプールに放り込まれるのです。私は虫が大嫌いなので、大声で叫びながら、必死でもがき、助けを呼びます。しかし、助けなどこないのです。やがて私の体は硬直し、全く動かなくなります。しかしそれとともに、どういうわけか、虫は消えているのです。 ほっとしたのもつかの間、私は蒲団のなかで、金縛りになっています。蒲団が石のように重く、体にのしかかります。私は叫びながら、体をうごかそうとします。 まずは小指から。小指が少しでも動いたら、次は薬指。そうやって、少しずつ、金縛りから解放されようと、努力します。 全身が動いた瞬間、汗をびっしょりかいて、私は目覚めます。あまりの恐怖に、目覚めてなお、震えています。 私の頭もいよいよイカレタようです。
映画

弟切草

昨夜、DVDで「弟切草」を観ました。 ゲーム会社でバイトをしている奈美(奥菜 恵)は、突然現れた弁護士から、本当の父親が別にいて、その父が亡くなり遺産を受け取ることになることを告げられる。奈美は自分のルーツを知るため、元恋人のゲーム会社社長の公平(斉藤陽一郎)と共に亡父の屋敷へと向かう。  そこは、深い山中うっそうと茂った弟切草に覆われた洋館。屋敷の中には、奈美の亡父で世界的に有名な前衛画家・階沢蒼一の未発表作が残されていた。屋敷を探索する奈美と公平が発見したのは、奈美の双子の妹・直美の存在・・・。 やがて亡父・蒼一が犯してきたタブーの数々が明らかになると同時に、二人は何者かがしかけた罠、襲撃によって逃げ道のない恐怖の世界へと引きずり込まれていく。  ホラーの形はとっていますが、狂気の芸術に取りつかれた親子二代の物語とみるのが正しいでしょう。 ゲームが広く売れているようです。弟切草 特別編 インタラクティブエディション 小倉和彦,長坂秀佳,中島吾郎,仙頭武則パイオニアLDC
その他

色と欲

あるドラマで、大滝秀治演じる老刑事が、「そりゃ、色と欲だわなあ」と言っていたのが、印象に残っています。 犯罪の動機は、究極のところ、色と欲に尽きる、というわけです。最近世間を賑わせている酒井法子の事件は、覚せい剤で気持ちよくなりたい、という欲。殺人の疑いもある34歳の女の結婚詐欺は色を利用しておのれの欲を満たそうとするもの。 真面目に働くことだって、給料をもらいたい、という欲でしょう。 人間の行動原理には色と欲以外ないかのごとくです。 しかし人間はそういうもの、と決めてしまえば、わかりやすいですね。 政治的信念だか宗教的信念だかを持ち出されると、困ったことになります。 色と欲で生きる人間は御しやすいといえます。
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