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映画

もうひとりいる

DVDで和製ホラー「もうひとりいる」を観ました。 美少女三人のグラビア撮影を廃校でおこなっているところ、それぞれの登場人物がドッペルゲンガー現象にあい、恐怖に追い詰められていく、という話です。私は寡聞にして知りませんでしたが、三人の美少女、結構な人気を博していたそうですね。たしかに、美少女でした。映像もきれいで、残虐なシ-ンがほとんどなく、気楽に楽しめました。 ドッペルゲンガーといえば、もう一人の自分を見た者は死ぬ、という言い伝えです。日本語では、自己幻視とか言いますね。芥川龍之介が体験したと、作品に書いていました。 雨に閉じ込められて、微熱の頭で見るには、良かったと思います。もうひとりいる
その他

気管支炎

昨夜、咳が止まらず、ほとんど眠れませんでした。 たまらず、今朝、近所の耳鼻科に行ってきました。 今流行している喉の奥が炎症を起こすタイプの気管支炎だとか。微熱も伴っています。 よく効く薬があるとのことで、一週間分、処方されました。 たいしたことがなくて、まずは安心です。 今日は一日、寝ていましょう。気管支炎、喘息が改善―免疫力アップでぐっすり睡眠
精神障害

診察

今日の夕方、診察がありました。 気候の変動による気分の波が激しいことを訴えました。 しかし、精神科医とて、人間。私がこの先どのような精神の転変を繰り返すかなど分かるはずもありますまい。 医師は微笑んで、気分安定剤リーマスの処方を増やしただけでした。 それでも、週に一度、自身の精神を話題にできることは有難いことです。 これがもはや、私の支えになっているともいえます。躁鬱の本
文学

雨が降っています。明日も雨だとか。季節のかわりめに、雨はつき物ですが、なんとなくだるくなって、憂鬱になります。抗うつ薬を三種類、気分安定剤を一種類、抗不安薬を一種類飲んでいますが、ちっとも効いてくれません。机にむかっていても、果てしない奈落の底に落ちていくような錯覚に囚われます。 秋雨や 夕餉の箸の 手くらがり 永井荷風の句です。秋雨で、窓から見る景色ももう暗く、淋しい。晩飯も手暗がりという、秋の憂愁と孤独を詠んだ句と見ました。 しかし、今日の私には、句をひねるほどの余裕もなく、ただ、この世ならぬものが自己のたましいに入り込んでくることへの恐怖に、慄いているのです。永井荷風の本
美術

英 一蝶

今朝、NHKの日曜美術館で英一蝶(はなぶさ いっちょう)という元禄期の絵師をとリ上げていました。 私は浅学にも、この絵師の存在を今日まで知りませんでした。 吉原通いを毎晩続け、幇間として旦那衆のご機嫌をうかがいながら、画材を取材していた、とのことです。 その作風は諧謔にして豪華。遊び人の片鱗がうかがえます。若冲などの糞真面目な画風と違い、遊び心に満ちています。 47歳にして生類憐れみの令を笑い飛ばす絵を描き、三宅島に流されますが、11年後、ご赦免舟で江戸に帰還。74歳でその生涯を閉じるまで、精力的に画業と句作に徹します。 肖像を見ると鬼のような恐ろしい顔ですが、絵は、優れて洒落ていました。 現在板橋区立美術館で展覧会を開催しているとのこと、ぜひ出かけてみようと思います。英一蝶
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