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精神障害

焦燥

今日の診察で、焦燥感があり、辛いことを話しました。ワイパックスが処方されました。 発病前には、私には親しみのない感情だったものが、今ではすっかり、仲良しになってしまいました。例えば焦燥感・あるいは悲哀感。腹の底に真っ黒い塊が沈んでいるかのような、憂鬱。目を開けていられないほどの目の疲れ。そして、ハラスメント加害者に対する、殺意にも似た憎しみ。さらには、幻覚を見ます。幽霊の。 これら私の精神の変化は、実際に生活しているうえで、指摘されることはほとんどありません。隠しているからです。 これが隠せなくなったとき、いよいよ誰から観ても明らかな狂人になるのでしょうね。
映画

殺人ネット

昨夜、DVDで「殺人ネット」を観ました。 女子高生仲良し五人組が、ふとしたことでいがみあい、愛憎劇を繰り広げるどこか同性愛の匂いがする、青春映画でした。 タイトルは過激で、現に自殺や殺人も起こるのですが、あくまでメインは女子高生たちの関係性の変化にあると思います。いわゆるサスペンスや学園ホラーとは一線を画す、上品な映画でもあります。 私は充分、楽しめました。殺人ネット 井村空美,神崎詩織GPミュージアムソフト
文学

霧の中

激しい雨が降っていますね。こんな秋の日には、怖ろしい事件が起きそうな予感がします。 もう三十年も前になりますか、パリで日本人留学生がオランダ人の女子大生を殺害のうえ肉を食らう、という「羊たちの沈黙」のような事件がありました。犯人の佐川一政はフランスの裁判で心神喪失が認められ、無罪となって日本に帰ってきました。 そして書き上げたのが、「霧の中」です。事件のことを、グロテスクなまでに、細々と描写しています。 なぜこんな文章が書ける人が心神喪失なんだ、と中学生ながら不思議に思った記憶があります。そのうえ、カニバリズムの大家を自称して、様々な評論活動を行っています。判決は確定していますから、無罪である以上、法律的に何の問題もないのですが、遺族の感情を考えると、いやな気持ちになります。 いやな気持ちになりたいときには、お勧めの一冊です。霧の中佐川 一政彩流社
散歩・旅行

水上バス

今日は浜離宮を散策しました。元は将軍家の鷹狩り場だったとのことですが、明治以降、園遊会や迎賓館として用いられたとのことで、たいそう立派な庭園でした。 その後、水上バスにのり、東京湾から隅田川を上って両国で下り、両国から錦糸町までぶらぶら歩いて、錦糸町から電車で帰りました。16,000歩、歩きました。
精神障害

昨夜、奇妙な夢を見ました。 図書館の書庫に私はいるのですが、突如、小柄で、意地の悪そうな老人が、辞典類のコーナーに現れるのです。老人はたいそう汚い身なりをしており、ホームレスと見まがうばかりです。 入庫を認められた者が着けるべき名札を着けていなかったので、私が老人に注意しますと、老人は呆けたような目で、私をにらみます。 気味の悪いやつだと思っていると、老人はしだいに影が薄くなり、やがて物の怪の正体を現し、その恐ろしい姿で、私めがけて突進してくるのです。 声を挙げる間もなく、老人は幽体となって、私のなかに憑依してしまいました。 私は悲鳴を上げると、目を覚ましました。いやな汗を、びっしょりかいていました。あの老人はいったい何者だったのでしょう。 どうも老人は、今も私のなかにいるような気がしてなりません。
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