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思想・学問

怨霊

先日、武満徹がテレビで言っていました。 「絵を描く人は見えないものを見ようとし、作曲する人は聴こえないものを聴こうとする」 現実の奥にあるものを見ようとするのが芸術です。 現実を分析する学問とは似て非なるものですね。 私は日々、ありえない事件や出会いを妄想し、書き留めたりしています。 宗教はどうでしょうか。 神仏を信じるということはこの世ならぬものを見ようとし、そこから正しい生き方を学ぶものであると思います。 高校生のころ、国語の教師が、 「平安時代には、本当に妖怪や怨霊がいたんです」 と言っていたのが印象に残ります。 もちろん、それらが実在した、という意味ではありません。 それらの存在が信じられ、実在として当時の人々が感じていた、というほどの意味でしょう。 子が親を殺し、親が子を殺し、無差別殺人や大量虐殺が行われる現代、妖怪や怨霊が実在すると考えたほうが、人を倫理的にするのではないかと思ってしまいます。
精神障害

破壊行動

昨夜、怖ろしい夢を見ました。 私が激しい躁状態に陥って、自宅といわず、職場といわず、あらゆるものを金属バットで破壊するのです。 もちろん、見知らぬ他人も襲います。 私は殺人者になってしまうのでした。 しかも、私はそのとき、非常に愉快なのです。 汗をびっしょりかいて、目覚めました。 よほど躁状態を恐れているのだなと思いました。
その他

最近

調子が良いようです。 洗濯や買い物なども億劫がらずにできるようになりました。 かといって、躁転でもないように思います。 躁になると、寝ないでも平気になるからすぐわかります。 今は睡眠もたっぷりで、早朝覚醒もありません。 どうかこの状態が続きますように。
精神障害

月曜日

ゴールデンウィークから二日出勤してまた土日と、ここのところ休みが続きました。 そのせいで、今日、月曜日はひどく憂鬱になるかと思っていましたが、そうでもありません。むしろ、久しぶりに落ち着いて仕事が進んでいるように感じます。 今は、仕事のストレスも、人間関係のストレスもありません。 私は、障害者自立支援法の「重度かつ継続」に該当して、精神科の自己負担が1割に軽減されています。今の私の状況を考えると、申し訳ないような気がします。経済的に苦しいわけもないのに、なんだか世間を騙しているような。 精神科医の善意に勧められて、障害者自立支援法の申請を行いました。医師の診断書によって役所が認めたのですから、堂々としていればいいのですが、なんとなく罪悪感があります。 せめて障害者手帳を申請しないことが、今の私の精一杯です。
文学

戦国イケメンパラダイス

NHK大河ドラマ「天地人」に、いわゆる「腐女子」が萌えている、と聞きました。 「腐女子」とは青少年の同性愛を扱った漫画や小説を愛好する女性だそうです。年をとると「貴腐人」になり、さらに進むと「汚超腐人(おちょうふじん)」と呼ばれるそうです。 私は、古くは「モーリス」「覇王別姫」、近頃では「ブロークバックマウンテン」など、男性同性愛を扱った作品をよく見てきました。 そこには、映像美だけでなく、差別の問題や、社会性、愛情など、様々な問題が浮きぼりになっているからです。 しかし、「腐女子」は、美的なものと、性愛だけを求めているようで、違和感を感じます。 ある人に言わせると、「天地人」は最高にエロいそうです。
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