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精神障害

減薬

昨夜、職場の歓迎会が行われました。職員の三分の一ちかくが、変わりました。 私はその飲み会で、自分より躁っぽく見えるような馬鹿騒ぎをしている人や、逆に新しい仕事がストレスなのか、ひどく落ち込んでいる人を見ました。躁うつ病の厳格な定義というのは素人には分かりません。躁エピソードが起こったため、私の診断はうつ病から躁うつ病に変わりました。現在、気分安定剤としてデパケンR、抗うつ薬としてジェイゾロフトとドグマチ―ル、頓服が、あまり飲みませんが、抗不安薬としてワイパックス、睡眠薬としてサイレースが処方されています。 しかし、実感としては、現在の私は発病前と変わらないと思っています。だからといって勝手に薬を減らしたり、止めたりすることがどれだけ危険か、精神病患者の自助グループに出ていて、よくわかります。 職場に提出する身上調書の健康状況欄に、健康と記すべきか、不健康と記載すべきか、迷います。よく、躁うつ病に完治はないと聞きますが、自分は本当に精神疾患を抱えているのだろうか、と最近よく思います。フルタイムで働いていますし、生活上、困難を感じることもありません。 医師に減薬の相談をすると、まだ早い、と...
その他

最近、近所の魚屋に通い詰めです。以前は、魚はスーパーで購入していたのですが、魚屋は安く、しかも旨いのです。 昨日は平目の刺身と生うにを食しました。平目は歯ごたえがあり、脂がのっていました。うには398円という驚愕の安さながら、ほんのり甘く、美味でした。 今日はつぶ貝とかつおのたたきを買ってきました。 出色なのは、甘塩きんきです。これを焼くと、ふぐの一夜干しのようなふっくらした食感と、鯛のような旨みを味わえるのです。スーパーの魚にはない味です。 日々の楽しみが、一つ増えました。
散歩・旅行

桜散る

先週は満開の桜を楽しみましたが、今日は散る様を見に行きました。今日は健全にノンアルコールです。桜はまるで雪のように、競い合うように散っていました。 その様は、命のはかなさと、時のうつろいが無常であり、時間感覚など無意味であることを物語っていました。
社会・政治

金婚

天皇皇后両陛下がご成婚50年を迎えられたとか。 おめでたいことです。 私が思うのは、皇族のあまりの不自由さです。納税の義務はあるのに、選挙権や住居の自由などの社会権は認められていません。制度自体、時代錯誤という気がします。 よく、天皇制は日本文化の源だから、天皇制が廃止されたら日本文化は崩壊する、などとのたまう輩がいます。 私はそうは思いません。天皇制という伝統の上に、たとえそれが廃止されたとしても、新たな文化を創造していけば良いのです。我がくにびとは、その力を持っています。天皇制を維持するにせよ廃止するにせよ、人間である皇族に、人間として当然与えられるべき人権を与えることが重要だと思います。 権力がなく、過剰な権威だけがある人生とはいかなるものでしょうか。 鎌倉幕府第六代将軍で、初の皇族出身であった宗尊親王は、執権政治のため、将軍とはいうものの何の権力もありませんでした。京の都から鎌倉に下向して、何を思っていたでしょうか。 宗尊親王の歌に、「心をば むなしきものと なしはてて 世の為にのみ 身をやまかせん」というものがあります。自分を奮い立たせながら、虚無感が消えない、孤独感が感じら...
文学

言語

ドナルド・キーンは、エッセイのなかで、国文学者のなかには外国文学をちっとも勉強せず、日本独特の表現とか美的感性とか評する者がいる、と非難しています。日本語にしか存在しない表現というのは、おそらく皆無でしょう。よく英語は論文向きで、日本語は詩歌に向いているとか言います。私は横文字は苦手で、外国文学はもっぱら翻訳で読みますから、よくわかりません。 国文や国史を学ぶと、つい、国粋主義的な思想傾向に走りがちです。これは万国共通のようで、浪漫派の文学者は、どこの国でも国粋主義的な傾向を持つことが多いようです。その最たる者が、三島由紀夫でしょう。 よくよく気をつけなければなりません。 石原慎太郎が、真にナショナルなものしかインターナショナルにはなれない、と言っています。逆に言えば、どんな独特な芸術でも、古典の裏づけを持ったすばらしいものなら、世界中に受け入れられる、ということでしょうか。
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