
酔生夢死
私の日常をふりかえってみると、単純な仕事に日を暮らし、安焼酎で夜を過ごす、まさに酔生夢死としか言いようのないものです。 そもそも凡夫の暮らしとはそうしたものかもしれません。 しかし、なんとなく物足りなさを感じます。 何事かをなしてこその人生ではないか、と思います。 ただ、双極性障害を抱えていますので、何事かをなそうとすると、私の精神は激しく反応し、躁転してしまう可能性を秘めています。 せめて古人の智恵に学ぼうと、古典文学や仏書漢籍などに親しんでいます。 禅の見性成仏といい、浄土の念仏三昧といい、仏教は仏書に親しむだけでは駄目で、行を日常のものにしなければならないと説いています。 けれど私は仕事と精神病でひどく疲れてしまい、行など到底不可能なのです。 凡夫の悲哀を感じる日々です。