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文学

公園

吉田修一の芥川賞受賞作に、「パークライフ」という小説があります。 日比谷公園での男女の出会いを描いた小説で、そこはかとなく切なくて、良い小説だと思いました。  今日は朝8時から2時間ちかく、散歩しました。 途中、公園のベンチでうとうとしました。そこで聞こえてくるのは、女性の声ではなく、定年後と思しき老人たちの大きな声でした。口々に昔の自慢話をしています。老人にとって、過去の記憶は光り輝く宝物なのでしょう。 私は期間限定の世捨て人ですが、老人のように元気だった頃の自分を懐かしむのはやめて、もう一度、世の中で生きてみたいと思うようになりました。 私を侮辱した上司への激しい憎しみも、なくなりはしないものの、薄らいできました。主治医は、あまりに激しい憎しみも、精神病の症状の一つと考えられる、と言います。 それなら私の精神病は、快方に向かっていると考えてよいのではないかと思います。
その他

マンゴー

沖縄在住の友人から、マンゴーが送られてきました。 この友人は、毎年、夏になるとマンゴーを送ってくれます。 それまで、私はマンゴーは臭くて美味しくない、というイメージをもっていましたが、沖縄のマンゴーは甘くて、とても旨いのです。 お返しは、毎年、千葉名産、落花生です。
その他

湿気

今日は湿度が高く、不快でした。 私の調子は気候に左右されるので、今日は一日だらだらしていました。 早く涼しくなってほしいものです。
散歩・旅行

向日葵

昨日の冷気が残り、今朝は高原のような爽やかさでした。 気分が良いので散歩に出ました。 近所の住宅街を二時間。さほど汗もかきませんでした。  ある家の庭に、向日葵が咲いていました。 向日葵は、若々しい勢いを失って、秋を感じさせました。
文学

同性愛

耽美主義の芸術の系譜には、同性愛を扱ったものが多くあります。 文学ではジャン・ジュネ、ヴェルレーヌ、ランボー等。 映画では、古くは「モーリス」、その後「ブエノスアイレス」、「太陽と月に背いて」、最近では「ブロークバックマウンテン」等。邦画では、「二十歳の微熱」などがあります。 「モーリス」だけは、公開当時、私自身が紅顔の美少年であったため、邪まな目でこの名画を見に来るお姉さまたちの視線が怖く、劇場に足を踏み入れることができませんでした。 「モーリス」はビデオで観たのですが、衝撃を受けました。単純な耽美主義の同性愛映画ではなく、社会と個の関係、非社会的な愛を、美しい映像で鋭く描いていたからです。お姉さまたちがマニア的に劇場に殺到しなければ、この映画はもっと正当に評価されていただろうと思います。 私はもう1年以上、享楽主義の同性愛者の兄と、求道的な弟の葛藤を描く長い小説に取り組んでいます。 同性愛者を描くと、そこには必ず、差別の問題や、社会的常識に反して生きる者の生き様などが浮かび上がってきます。 物語を作る欲望に取りつかれた者にとって、たいへん魅力的な題材です。モーリス HDニューマスタ...
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