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精神障害

幻覚

今日、所用があって車を使いました。 そのとき、奇妙なものを見ました。 用事が済んで、私の車に向かうと、八十歳ちかくと思しき老紳士が、私の車の運転席に座っていたのです。その様子は、呆然として、目に意思が感じられませんでした。 私は、鍵をかけ忘れ、認知症の老人が偶然乗り込んだものと思い、車に急ぎました。 しかし、私が車に到着すると、老紳士は、消えてしまいました。 まるで、初めからそこに存在しなかったかのごとく。  これは幻覚でしょうか。 これから精神科の診察があるので、相談してみようと思います。 私の精神は、ゆっくりと、しかし確実に、狂い始めているようです。
文学

方丈記

鴨長明の「方丈記」を読みました。 なぜか突然、有名な冒頭「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」、というフレーズを思い出したからです。 初めて読んだ学生のころ、なんだか言い訳くさい随筆だな、と思いました。  しかし、今読むと、また違う感想を持ちます。  世を捨てて隠棲した筆者に、シンパシーを感じます。  今の私は、精神科医から出勤を禁じられ、いはば、期間限定の、世捨て人。その期間も、定かではありません。 鴨長明のように、方丈(約四畳半)の庵があって、時折琵琶を奏で、四季の移ろいを感じられれば満足、というわけにはいきませんが、私とて、どうせ出世するはずもなく、金持ちになれるわけもなく、私はただ、三食を食らって、夕餉にはわずかの酒を飲み、古人の残した名文に接し、その真似事ができれば満足です。 それにしても、日本の古典に接すると、現代作家も、作詞家や歌手も、仮に接したことはなくても、古典や日本の文化伝統から抜け出せないことを、思い知っていただきたいと思うばかりです。
その他

換気扇

今朝は換気扇まわりを掃除し、使い捨てフィルターを交換しました。 使い捨てフィルターは半年ごとに交換していますが、半年でもずいぶん汚れます。 換気扇の下でタバコを吸うせいかもしれません。 いずれにせよ、見違えるくらいきれいになりました。 こういうちょっとした快の経験が病気には何よりと考えます。
文学

紫苑物語

石川淳の「紫苑物語」を読みました。 20年ほど前に初めて読んでから、何度読み返したかしれません。 私は、この小説を、古典と現代文学の交錯点と考えています。 石川淳が良く使うフレーズ「魂の運動」がこめられています。 文体も美しい。  私が昨日まで必死になって書いていた小説が何者だったのか、切なくなります。紫苑物語 (講談社文芸文庫)立石 伯講談社↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
文学

原稿送付

先ほど、完全原稿を文藝春秋社あて、送付しました。 気が抜けたような感じです。 明日以降、うつを警戒しなければなりません。
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