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文学

老師と少年

曹洞宗の僧侶である南直哉が書いた小説「老師と少年」を読みました。 禅坊主が書いた、老いた僧侶と少年の対話をつづったものです。  昨日「至高体験」を読んだせいか、今日は東洋思想に触れたくなりました。  一時期、仏教唯識論にはまって、唯識の本ばかり読んでいたことがあります。  三島由紀夫の「豊穣の海」に長々と唯識論に関する記述があり、それがはまったきっかけです。もう十年以上前です。  それ以来、仏教関係の本はずいぶん読みましたが、最近は遠ざかっていました。 この小説は、まさしく禅問答みたいなものなのですが、短いし、飽きずに読めました。老師と少年南 直哉新潮社老師と少年 (新潮文庫)南 直哉新潮社
文学

今日も

午前中は原稿を執筆していました。半日パソコンの前に座っていると、ひどく疲れます。目と肩にきます。手書きだったら、もっと疲れるでしょう。徹夜で書くなど、私には信じられません。 トーマス・マンは、「神聖な午前」と称して、午前中しか創作活動をしない、と公言していました。普通の体力の持ち主であれば、当然のことと思います。
思想・学問

至高体験

コリン・ウィルソンの「至高体験」を読みました。 至高体験とは、『健康人における、精神的エネルギーの奔出』だそうです。さらに、『美的・宗教的経験の極致に経験する』のだそうです。 コリン・ウィルソンは目の付け所が良いというか、他に研究者がいない分野ばかり開拓して、現代の知的巨人になっていますが、逆に、胡散臭いと感じる人も多いと思います。 躁うつ病の私には、至高体験なるものと、躁状態がいかに異なるのか、よくわかりません。至高体験のつもりが、精神科医に言わせれば、単なる躁状態で、躁を抑える薬を処方されてしまった、ということだってあり得ます。「健康人における」と言っても、何をもってそれを担保するのか、不明です。 論旨は明快で分かりやすく、面白く読めるうえに、考え方がポジティブですが、私は眉に唾をつけて読みました。 至高体験―自己実現のための心理学 (河出文庫)Colin Wilson,由良 君美,四方田 犬彦河出書房新社
文学

原稿執筆

今日は朝八時から今まで、書き物をしていました。 今月末締切りの「文學界」新人賞に応募するための小説です。 集中してパソコンに向かったため、目や肩がひどく疲れました。 これから蕎麦でも食い、午後はゆっくり読書などしようかと思っています。
社会・政治

蟹工船

今朝、朝食前に半身浴をしながら、「まんがで読破 蟹工船」を読みました。 私はプロレタリア文学というものに全く関心が持てず、これまで敬して遠ざけてきました。 ところが、昨今、ワーキングプアとかいう問題のせいか、「蟹工船」が多いに売れていると聞いて、まんがなら読めるかなと思い、読みました。 内容については、とくにコメントすべきことはありません。 ただ、私の趣味ではない、というだけです。 今日は一日雨とのこと。散歩はお休みして、書き物をやろうかと思っています。それに飽きたら、何か読みましょう。蟹工船 (まんがで読破)小林 多喜二イーストプレス蟹工船・党生活者 (新潮文庫)小林 多喜二新潮社
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