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その他

元上司

昨夜は、元上司に誘われて、一杯やりました。 生簀にヤリイカや伊勢えびが泳いでいるような、ちょっとした店です。 ヤリイカは一杯丸々お作りにしてもらいました。まだぴくぴく動いていました。 残ったゲソは塩焼きに、耳は天ぷらにしてもらいました。絶品でした。 元上司は平成16年3月に定年退職しましたが、なぜか今でも時折飲みに行きます。元上司は発症前の私しか知りません。私も別段、話しません。 多分発症のことは知っていたと思いますが、元上司は尋ねません。  あまり頭は良くありませんが、親分肌の人情家で、下からは好かれていました。 当然、上からは煙たがられていました。 楽しいひと時でした。
文学

狂人日記

色川武大の「狂人日記」を読みました。 色川武大は阿佐田哲也のペンネームで麻雀小説を多数書いたことで知られています。 色川武大は純文学で阿佐田哲也はエンターテイメントという分け方をされますが、同じ人物である以上、そこには共通点が見出せます。 切ないような叙情性、だと思っています。 「狂人日記」は、文字どおり幻覚などに悩まされる狂人の告白です。 迫力と切なさに満ちています。 私は幻覚は見ませんが、躁鬱病という、精神疾患に冒された者の一人として、 この作品に深い愛着を覚えずにはいられません。狂人日記 (講談社文芸文庫)佐伯 一麦講談社
散歩・旅行

西千葉散歩

昨日は西千葉周辺を散歩しました。千葉大学や千葉経済大学、千葉東高校などがある、文教地区です。緑が多く、気持ちの良い散歩でした。ただ、お昼に入った定食屋の飯の量が多くてびっくりしました。学生が多いからでしょう。私も学生時代は餓鬼のように食いました。それが今では、もり蕎麦一枚で十分です。
精神障害

早朝覚醒

今朝はひどい悪夢にうなされ、早朝覚醒しました。 これも症状の一つです。 悪夢は、主治医がじつは悪徳新興宗教の首魁で、私はいつの間にやら入信させられ、 私の態度をひどく責められるというものです。 また、セックス教団でもあり、同性愛の初老のメタボ親父に犯されるシーンもあり、これがひどくグロテスクでした。 睡眠薬の量が足りないのかもしれません。
文学

悪徳の栄え

今日は旧友が帰った後、マルキ・ド・サド侯爵の「悪徳の栄え」を読み返しました。高校生の頃初めて読んで、非常なショックを受けた作品です。今も、時折読み返します。グロテスクなほどの性的暴力シーンと、アンチキリストの哲学を延々と語るシーンが続きます。後のサド侯爵は死刑判決を受けますが、フランス革命で難を逃れます。サド侯爵はもちろん、SMの語源となった作家ですが、幻想的ともいえる暴力シーンとアンチキリストによって、悪の哲学の創始者となったとみるべきでしょう。翻訳した澁澤龍彦は、わいせつの罪で起訴されました。私は「サド裁判」という裁判記録を読みましたが、芸術が国家の理屈に敗れる、という屈辱的なものでした。悪徳の栄え〈上〉 (河出文庫)渋澤 龍彦河出書房新社悪徳の栄え〈下〉 (河出文庫)渋澤 龍彦河出書房新社
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