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散歩・旅行

参拝

コロナ前、年末に結婚式を挙げた東京大神宮にお参りすることを常としていました。 結婚後数年は年始にお参りしていたのですが、神主が代わったのか、縁結びの神社ということを前面に出して宣伝し、恋みくじなる気色の悪い物を売り出すに及び、各種女性誌などに紹介され、妙齢と呼ぶにはやや薹(とう)が立ったお姉さまたちが大挙して訪れ、もはや正月の参拝は苦痛でしかないと思い至り、年末に変更したのです。 年末は空いていたのが、最近は私と同じ考えの人が増えたのか、結構混んでいます。 大神宮とは名ばかりの小さな神社ですので、大勢の参拝客には対応しきれません。 東京大神宮の境内に建つ披露宴会場であるマツヤサロンのロビーには巨大な鏡餅や目出度い花が飾られていました。  いよいよ今年も終わりかという気持ちにさせられます。  参拝後は神楽坂辺りを散策しました。 東京大神宮で挙式し、マツヤサロンで宴会を開いてからもう26年経ちます。 当たり前ですが、20代だった私は55歳になりました。 甥には子供が出来、私はもう大叔父です。 年月の流れを感じます。
その他

年末年始

今日から年末年始のお休みです。 今年はカレンダーの都合で9連休。 休みが長いのは嬉しいですが、休み明けが憂鬱でしょうねぇ。 休みの初日から休み明けを考えるなんて馬鹿げていますが、そういう性分に生まれついてしまったものは仕方ありません。 今日は午前中年賀状をやっつけました。 時代の空気は年賀状終いですが、なかなか完全には止められません。 午後は同居人一族が眠る墓地の清掃。 普段墓掃除なんてしないので、30分程度でも疲れます。 明日は洗濯と掃除と買い出しの予定。 できれば洗車もしたいところです。
精神障害

双極

昨夜、「双極性障害の診かたと治しかた」という薄い入門書を読みました。 おそらく精神医学の初歩的な内容で、医大に入って間もない学生向けと思われます。 双極性障害について詳しく述べられ、かつて私が通った道が鮮やかに思い起こされました。双極性障害の診かたと治しかた寺尾 岳星和書店 うつ病や適応障害はすっかり有名になり、よくある疾患とされるようになりました。 うつは心の風邪、と言った方がいましたが、風邪のように一週間かそこらで治るものではなく、早くても半年くらいはかかるので、うつは心の複雑骨折と言ったほうがよいかもしれません。 それに比べて統合失調症と並ぶ2大精神病とされる双極性障害はうつよりも圧倒的に患者が少なく、まだ世間に十分認知されているとは言い難い状況です。 患者が少ないということは症状に悩む当事者も家族も少ないはずで、本を書いても大して儲かりません。 「躁鬱大学」という当事者によって書かれたエッセイのような物を読んだことがあります。 でもピンと来ませんでした。 そもそも私はⅡ型で、著者がⅠ型らしいことが原因と思われます。躁鬱大学―気分の波で悩んでいるのは、あなただけではありません―(...
その他

クリスマス

昨夜はクリスマスイブでした。 単なる火曜日ですが、少しはそれらしいことをしようと、シャンパン代わりにレモンハイを飲み、コンビニで買ったひたすら甘いケーキを食いました。 我が家のクリスマスツリーは小さいのと、ちぃかわのと、2本です。 こんなことでも小さな幸せを感じます。
文学

瞑目

日曜日の夕方。 この時間帯、勤め人にしろ学生にしろ、月曜日から金曜日まで嫌々どこかに通って暮らしている者なら、誰だって憂鬱でしょう。 私も3つの年に幼稚園に上がってから52年間、平日はどこかに通う生活を送っていますが、日曜日の夕方の気鬱に慣れることはないし、つける薬もありません。 今日は昨日と打って変わって北風の冷たい日で、外を歩き回って憂鬱を紛らわすこともできません。 最近お気に入りの桜木紫乃の「起終点駅(ターミナル)」という短編集を読んで気晴らしを試みましたが、この人の小説は流されて生きていく人の無常をうまく描くのが特徴で、非常に興味深く読んだものの、気鬱を紛らわせるには少々重すぎたようです。起終点駅 (講談社文庫)桜木紫乃講談社 この作者、北海道出身で、どの小説も舞台は北海道です。 寒々しい感じがとても良いスパイスになっています。 列車の窓から眺めるように、どんな美しい景色も瞬きひとつで流れていってしまう。そのくらいのことが分かる程度に年は取った。 表題作の主人公、国選弁護しか引き受けないという老いた弁護士の独白です。 我が国に生まれ育った人なら理屈なしに分かりあえる仏教的無常観...
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