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精神障害

苦い雨

空梅雨という年もありますが、今年はしっかり梅雨です。  雨というと、苦い思い出があります。  雨の晩、付き合っていた女性から別れを切り出され、一人濡れながら自宅に帰りました。  23歳の頃です。  当時はまだ実家に住んでいました。  帰りにコンビニで傘とウィスキーを購入したことを覚えています。 それが心の傷になったのか、今も雨の夜は苦手です。 幸い、それから1年半後には今の同居人と付き合い始め、目出度く結婚となりました。 以来27年、うまくやっています。 ただし、激しい躁状態に陥り、性的逸脱行動を起こした一時期を除いて。 激しい躁から醒めた時、離婚することになるんだろうなと思いました。 しかし同居人は病を憎んで人を憎まず、という寛容な態度で私に接してくれました。 それも雨の晩でした。 静かに出ていこうとする私を引き留めてくれました。 それも、私には苦い思い出となりました。
精神障害

一に晩酌二に昼寝

梅雨寒です。 長袖シャツだけでは足りず、ジャケットを羽織り、足は股引で暖めています。 昔はここまで寒がりではありませんでした。 筋肉が落ちているのかもしれません。 私の職場に筋トレを趣味にしている者がいます。 筋肉さえ鍛えれば、風邪をひくこともなくなり、メンタルの不調まで治ってしまうと豪語しています。 昼休みになると彼の信者が30人も集まり、筋トレに励んでいます。 私はお昼を早々に摂り、職員休憩室という名の畳の部屋で昼寝を楽しみます。 携帯のアラームを12時57分にセットしてぎりぎりまで寝ています。 しかも横になっているだけではなく、完全に眠ってしまいます。 たまに会議が長引いてお昼休みをまともに取れない時など、午後が辛くて仕方ありません。 昼休みに運動するなんて、私には正気の沙汰とは思えません。 休むための時間なのですから。 しかし不思議なもので、運動しないとかえって疲れるという人がいるのもまた事実。 私もそういう風に生まれていれば、もう少し健康だったかもしれません。 何しろ私の楽しみと言ったら、一が晩酌で二が昼寝ですから。
仕事

月曜日戦争

「架空OL日記」という映画化もされた一種のコメディードラマのテーマソングが、「月曜日戦争」というものです。 月曜日をサラリーマン最大の敵ととらえ、この日をどう戦うかが描かれます。 月曜日を終えました。 とりあえず、勝利したのでしょうか。
社会・政治

両陛下の結婚記念日

今日、6月9日は天皇皇后両陛下が結婚された良き日。  もう31年が経つそうです。 私は当時大学生で、国民の熱狂ぶりをよく覚えています。 皇后陛下は女児をもうけ、もう就職していますが、残念ながら男児は授かりませんでした。 現在の皇室典範では男子でなければ天皇を継ぐことは出来ません。 時代錯誤な男女差別と言うべきですが、決まりは決まり。  これを改正する必要性を認めますが、愛子内親王が天皇を継ぐことは出来ません。 過去、女帝が存在したことはあり、前例にならえば女性天皇は伝統を破るものではありません。 そういうことを言うと、女帝はいたが女系はいなかった、だから男系でなければダメだ、と反論されます。  男女差別も甚だしいと言うべきです。  私は遠い将来には天皇制は廃止すべきだと思っています。  高貴な血を認めることは必ず下賤な血を認めなければならず、国家をあげての差別となるからです。  ただし天皇制は国民から広く支持されており、ゆえに遠い将来と記しました。  私は天皇が日本国を象徴するならば、生身の人間である必要は無いと思っています。  例えば天皇の核となる魂を吹き込んだ木偶人形を皇居の奥深く...
美術

民藝

昨日は朝の内科と夕方の精神科の間をぬって、千葉県立美術館に足を運びました。 「民藝」展を観るためです。 民藝とは実際に使用する道具に美を見出そうという運動です。 茶碗であったり、着物であったり、家具だったり、普段何気なく使っているもののことです。 世の中では、文学や芸術を指して、無用の用という言い方をします。 実際の役には立たないけど必要なものである、ということかと思います。 一方、民藝では用の美と言います。 実際に使っている物に美を観るということかと思います。 ほとんどは撮影禁止でしたが、上の家具だけは撮影が許されていました。 折角だから上がってみたいと思ったのですが、それは駄目でした。 無用の用とは異なる用の美を追求した優れた展覧会だったと思います。
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