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社会・政治

被爆2世

広島の被爆者を父母に持つ「被爆2世」の男女22人が17日、「放射線被害の遺伝の危険性があるのに被爆者援護法の対象外にされているのは不当」として、国に1人10万円の慰謝料を求め、広島地裁に提訴したそうです。 被爆2世による訴訟は初めてだとか。 長崎で被爆した親を持つ被爆2世25人も20日、同様の訴訟を長崎地裁に起こす予定だそうです。 うーん、複雑な心境ですねぇ。 私自身、母親が長崎で被爆した被爆2世なので。 今のところ、被爆2世への遺伝的な影響は証明されていないそうですし、がんになりやすいという話は聞いたことがありますが、がん患者はわが国にあまたおり、被爆2世であることとの因果関係を証明するのは事実上不可能なのではないかという気がします。 ベトナム戦争で米軍が使用した枯葉剤というのは、明らかに遺伝的影響があるそうですが、原爆の場合、差別を受けた精神的打撃とかいうのなら分かりますが、健康上のリスクが高いという話は寡聞にして知りません。 誤解を恐れずに言えば、原爆被害者は戦争犠牲者のなかで特別扱いを受けているような気がします。 被爆から何十年経っても、被爆者健康手帳というのが交付されて、様々...
思想・学問

自分だけの真理、あるいは超人

長い一日。 長い一週間。 切ないばかりに短い週末。 これらを積み重ねて、人々は生きています。 生きるということの意味を問う暇もなく。 それは絶望に至る道なのでしょうか。 美的な存在・倫理的な存在・宗教的な存在。 キリスト教を深く信仰した哲学者キルケゴールは、人間の在り様をざっくり上の三つに分類しました。 私は西洋哲学には疎く、正確な理解ではないと思いますが、一時期、西洋哲学の書物を読み漁ったことがあり、その時のおぼろな記憶では、そんなようなことだったと思います。 多くの凡人は、美的な生き方に甘んじているものと思われます。 美的というと何やら高尚な感じがしますが、要は酒を飲んだりパチンコに興じたりする、平凡な生き方と考えれば分かりやすいでしょう。 かくいう私もそうです。 そこから一歩進んで、倫理的な存在があります。おのれの良心に従って、あれかこれかを選択する、意識の高い生き方です。 しかしキルケゴールは、美的な存在も、倫理的な存在も、やがて絶望=死に至る病の淵に立たされるだろうと予言しています。死に至る病 (岩波文庫)斎藤 信治岩波書店 美的存在は虚無や不安などに襲われ、倫理的存在は自己...
社会・政治

暗殺?

金正男氏が殺害された、との一報が飛び込んできました。 言わずと知れた、北朝鮮の三代目の異母兄です。 一時は正男氏が後継者と目されていた時期もあったそうですが、二代目に嫌われたのか、異母弟の金正恩にその座をかっさらわれました。 その後正男氏は世襲批判などを行い、異母弟から嫌われていたようです。 そして、おそらくは、北朝鮮のエージェントによる暗殺でしょう、殺されてしまいました。 まこと、北朝鮮という国は怖ろしいですねぇ。 なんで反革命の革命が起きないのか、不思議なくらいです。 それを思うと、現代の日本に生まれて本当に良かったと思います。 高度経済成長やバブルの時期から比べれば、給料は上がらないし、非正規雇用やワーキング・プア、さらには少子高齢化と問題は山積ですが、少なくとも食うことにさえ困る人はわずかで、何より言論の自由や民主主義が根付いているのは結構なことだと思います。 この平和でぬるま湯のような社会が、未来永劫続いてほしいと願ってやみません。 しかし、いったん事あらば、時代の空気は一変するでしょう。 大正デモクラシーを謳歌した日本人がそのわずか十数年後には、軍国主義への道を突き進んだの...
文学

「追憶のかけら」あるいは悪意

昨夜、貫井徳郎の「追憶のかけら」を読了しました。追憶のかけら (文春文庫)貫井 徳郎文藝春秋 不思議な小説です。 最愛の妻を事故で亡くした国文学者の大学講師が、ふとしことから、短編をわずか5作残しただけの、忘れられた作家の手記を手に入れます。 この作家が死を前にして、自殺にいたる経緯をつづったものです。 この作中作品、たいへん読み応えがあります。 これだけで、十分一個の作品と言ってよいでしょう。 この手記では、友人の瀕死の復員兵から、かつての愛人に会い、自分の代わりに詫びを入れてほしいと作家が頼まれます。 作家は善意で元愛人を探すのですが、その過程で様々な悪意に出会い、ついには自殺に追い込まれます。 で、その手記を手に入れた大学講師。 彼はなかなか業績が上げられず、このままでは研究者としてやっていけないと感じていますが、手記を手に入れたことで、金鉱を見つけた気分になります。 未発表の手記をもとに論文を書けば、十分な評価が得られるはずだ、と。 しかし、大学講師にも、悪意が忍び寄ります。 大学講師の研究者生命を断とうとまでする悪意。 大学講師の運命は二転三転し、というお話。 貫井徳郎の作品...
仕事

怒涛

今週も仕事が始まりました。 怒涛の一週間の始まりです。 もう少し余裕があればよいのですが、なかなかそうもいきません。 引きも切らぬ俗物どもとの打ち合わせ。 そして書類仕事。 まったく平日、職場にいる私は生きているんだかいないんだか。 労働マシーンのようなものですね。 誰でもそうなんでしょうけれど。 週の途中で、一日休めるといいんですが、今週も難しそうです。 まぁ、干されるよりはマシとしますか。 長期の病気休職から復帰した後は、半年くらい、まともな仕事は任されませんでしたからねぇ。にほんブログ村 人気ブログランキングへ
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