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文学

秋雨

今朝はひどい雨で、通勤の車から見る街はけむって見えました。 気温も低いし、よっぽど休んでしまおうかと思いましたが、気を取り直して無事出勤いたしました。 白露の 色はひとつを いかにして 秋の木の葉を ちぢに染むらむ 古今和歌集にみられる藤原敏行の歌です。新版 古今和歌集 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)高田 祐彦角川学芸出版 雨の色は一つなのにどうして秋の木の葉をこのように様々な色に染めるのだろうという、色彩感覚豊かな幻想的な歌ですね。 車から見る秋の木の葉に、このような幻想を見ることも無い無粋な私ですが、雨をただ鬱陶しいと思わず、それもまた秋の風情と思えば、少しは慰めにもなりましょうか。 傘もささず、ずぶぬれになりながら、しかもゆっくり歩いているサラリーマンを見かけました。 彼は何を想い、あるいは無念無想であのように濡れながら平気な顔そいてあるいていたのでしょうね。 不思議な光景でした。 あるいは件のサラリーマン、この世の者ではないのかもしれません。 ずぶれて犬ころ 24歳で早世した自由律俳人、住宅顕信の句です。ずぶぬれて犬ころ住宅 顕信,松林 誠中央公論新社 この人はあまたの時に...
社会・政治

芝居にうちわ

支持者を芝居見物に連れて行き、安い会費を徴収して差額を補填していたという疑惑をかけられた経済産業大臣と、有権者にうちわを配った法務大臣が辞任しましたね。 芝居のほうが政治資金収支としてやばい感じがしますが、うちわは有価物なんですかねぇ。 なんとなく、ビラなんかに近いような気がしますが。 まぁ、それはさておき。 今朝の新聞報道で驚いたのは、うちわ法務大臣、初登庁の際、出迎えが少ないと言ってすねてしまい、登庁せずに議員会館に帰ってしまったそうです。 しばらくして、法務省玄関は歓迎のために駆り出された職員であふれんばかりとなり、うちわ大臣、おっとりと登庁したとか。 ちょっと秘書に愚痴るくらいなら分かりますが、議員会館に帰っちゃうというのは、いかにも大人げないですねぇ。 この一事をもって、私はこのような上司の下では働きたくありません。 一事が万事ですから。 なんだか外務省幹部とするどく対立した田中真紀子元外務大臣を思い出しますねぇ。 小さな権力を振りかざしてつまらん我がままを通そうなんて、あぁ、嫌ですねぇ。にほんブログ村 政治 ブログランキングへ
散歩・旅行

色づき始め

今朝は弱い雨が降っていました。 三連休明けの朝、なんとなく憂鬱でしたね。 通勤の車から、色づき始めた銀杏並木が見られました。 季節は確実に秋に向かっているようです。 昨年も一昨年も、紅葉見物は神宮外苑の銀杏祭りを訪れました。 あれからもう、1年が経とうとしているんですねぇ。 その前はよく六義園に行っていました。 新宿御苑に出かけたこともあります。 はるか昔、結婚前には養老渓谷まで足を伸ばしたこともありましたっけ。 今年はどうしましょうかねぇ。 季節ごとの楽しみを大切にするのは、我が国民の美風です。 私もこれに倣わなければなりますまい。にほんブログ村 人気ブログランキングへ
映画

暴力と純愛、そしてドライヴ

非常にスタイリッシュで格好いい、暴力と純愛を描いた問題作を鑑賞しました。 「ドライヴ」です。  映画のスタントマンとして、また犯罪者の逃亡用として、さらには修理工として、運転を生業とする若者。 彼は夫が収監中という若い人妻と恋に落ちます。 その間も、彼は映画に犯罪幇助にと、天才的なドライビング・テクニックを見せ付けます。 そして彼の腕を見込んだヤクザが資金提供して彼をレーサーにしようとします。 さらに、若妻の夫が出所すると、不思議な友情で結ばれることになります。 ヤクザがとんでもないやつで、彼は車の運転だけでヤクザに戦いを挑むのです。 こう書いてしまうと単純なようですが、その映像美や切ない感じ、暴力は北野武監督の名作「HANA-BI」を彷彿とさせます。HANA-BI ビートたけし,岸本加世子,大杉漣,寺島進,白竜バンダイビジュアル 是非見ていただきたい力作です。 ドライヴ ジェイムズ・サリス,ホセイン・アミニバップドライヴ ジェイムズ・サリス,ホセイン・アミニバップにほんブログ村 映画 ブログランキングへ
散歩・旅行

稲毛散歩

今日は素晴らしい陽気で、体調も戻ったので、私が住まいする千葉市の稲毛周辺を散策しました。 稲毛はかつて海水浴場があり、戦前、東京に住む人々が多く別荘を構えた地です。 今では交通が便利になり、都内に通う人が多く住むベッド・タウンの様相を呈していますが。 まずは稲毛浅間神社へ。 ここは1,200年ほど前、富士の浅間神社の分社として創建されたと伝えられます。 今では埋め立てにより海岸からだいぶ奥になってしまいましたが、戦前までは海辺の丘に建つ神社だったそうで、古い写真を見るとたいそう風情があります。  早くも七五三のお祝いに多くの親子連れが訪れていました。 近くのファミリー・レストランで昼食を取り、満州国皇帝の弟、溥傑が新婚時代を過ごしたという日本家屋を見学しました。 昭和12年に結婚したそうですが、満州国皇帝の弟にしては質素な家です。 もちろん、私が住むマンションよりはよほど広いですが。 しかしなんだって稲毛みたいな当時の別荘地に住んだのでしょうね。 仕事に不都合はなかったのでしょうか?    こんな感じです。 時代に翻弄された夫妻の運命を思い、しばし黙り込みました。 そこからすぐ近くに電...
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