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社会・政治

VJ Day

今日は第二次大戦の戦勝国にとっては、対日戦勝記念日。 米戦艦ミズーリ号上で降伏文書に調印した日です。 当然ながら、わが国にとっては屈辱の日。 8月15日を終戦記念日などと呼びますが、今日、9月2日は国恥記念日とでも呼ぶべき、思い出したくもない日です。 だからでしょう。 戦勝国がこの日を盛大に祝うのに対して、わが国では今日が何の日か忘れたふりをしています。 しかし、いかに屈辱にまみれた日とはいえ、それは歴史的事実。 捻じ曲げようもありません。 ここは謙虚に、敗戦の理由を分析する日とすべきでしょうね。 わが国が戦争に突き進んでいったことよりも、なぜ机上演習では何度やっても長期戦になれば必敗という結論を得ながら、どんどん戦線を拡大し、長期戦になってしまったのかを考えたほうがよろしいでしょう。 石原莞爾は、戦時中、犬猿の仲だった東条英機に意見を求められ、伸びきった戦線から撤退し、奪われれば本土空襲が始まってしまうサイパン島に兵力を集中し、サイパン島を要塞化してサイパン陥落を防ぎ、もって講和の道を探れ、と具申します。 さらには、サイパン島が落ちることがあったらその時は講和を諦め、直ちに降伏すべし...
精神障害

異様の風体

我、本日も定刻に出勤す。 仕事に精励せむと試みるも、心ここにあらず。 書類仕事に励む能はず。 背中に冷風吹きたるがごとし。 悪寒やまず、くさめ頻々たり。 我の肉体、人並みの力を得ず。 かくのごとき肉体で、日々働かむとは、我をして自嘲の嗤ひ堪へ難し。 されど、かくのごとき程度の不調で退勤せば、我働くを得ず。 日々を無為に過ごす他なし。 それがため上着を羽織り、膝かけを用いて暖をとり、不調を乗り切らむと欲す。 同僚悉く半袖にして、我、異様の風体なり。 しかれども異様の風体、我が体調を復活せしめたり。 昼食の後は午睡を取り、午後よりは万全なる体調にて職務に精励するを得たりと感得す。 ありがたや、異様の風体。 楽しめるや、午睡。 我、黒き不安を抱えつつ、わずかの安心を得むと、午睡の和室に向かうべし。にほんブログ村人気ブログランキングへ
その他

災害

今日は言わずと知れた防災の日。 関東大震災が発生した日です。 およそ90年ほど昔のこととて、もう経験した人で存命の方はわずかになりました。 20年ほど前、79歳で亡くなった祖母は関東大震災で被災しています。 祖母は関東大震災のみならず、太平洋戦争とそれに続くGHQによる占領を経験。 初めて婦人参政権を行使するときは投票用紙を握りしめ片道20分の道のりを下駄のまま小走りで投票所に駆けつけたそうです。 ただし、投票する基準は、顔が良い男の人、だそうで、ずっこけちゃいますね。 私の母、祖母から見れば嫁が大卒ということで、女に学をつけると碌なことが無い、と言ってみたり、私が食器洗いなど手伝うと、男が台所に立つもんじゃない、なんて、女性ながら女性差別的な言動が多い人でした。  また、家政婦を女中扱いしたり、まぁ、昔の人だったんですねぇ。 実家はお寺だったため、GHQが接収の候補にし、見に来ると言う時、祖母は必ずや米兵は乱暴を働くはずだと考え、懐に短剣を忍ばせ、襲われたら子供を殺し、おのれも自殺するつもりだったとか。 考えてみると、祖父母の世代はかなりきつい経験をしていますね。 男であれば、ちょう...
文学

戦艦大和ノ最期

吉田満の「戦艦大和ノ最期」を読みました。 この作品の存在は中学生の頃から知っていましたが、戦争賛美だの、軍国主義的だのという的外れの評判を耳にし、これまで敬遠してきました。 しかし、先日某文芸評論家が、これを近現代の日本文学最高の作品と紹介していたのを読み、テにしたというわけです。 全編漢字とカタカナの流麗な文語体で、自身が体験した大和の悲劇と、死ということ、国家ということ、戦争ということについて、学徒出陣で大和に乗り込んだ若い将校の苦悩が綴られます。 私が驚いたのは、大和の若い将校たちがかなり自由闊達に議論していることです。 例えば、世界の3大無用の長物として、万里の長城・ピラミッド・大和、と自嘲したり、海軍を救う唯一の方法は少佐以上全員銃殺、と言ってみたり。 彼らがそれで罰せられることはありません。 ただ黙殺されるか、同じ階級の将校同士で喧嘩になるか、です。 そしておそらく助からないであろう沖縄救援のため、片道分の燃料を積み、航空機による護衛もなく、駆逐艦9隻とともに特攻に出るという作戦ともいえない無謀な作戦に駆り出されるとき、それぞれが死ぬ意味を考え抜きます。 沖縄にたどり着く前...
映画

パズル

DVDで学園ホラーの意匠をまといながら、じつはサイコ・キラーが誕生するまでを描いた和製ホラー「パズル」を鑑賞しました。 パズルを完成させないと殺害する、というシチュエーション・スリラーめいた面もありますが、この映画の見所は、天才的サイコ・キラーの男子高校生に導かれ、自らもサイコ・キラーへと目覚めていく女子高生の恐怖と快楽がないまぜになった成長過程にあるでしょう。 さらに言えば、導師と弟子でもある2人が、互いに暗い欲求を持っているという秘密の元、惹かれあっていくという少年少女の恋愛譚でもあります。 残酷で不快な映画と言ってしまえばそれまでですが、85分という短い尺も手伝ってか、疾走するスピード感のなかに様々な要素を加え、しかも映画そのものがパズルのように繋がっていくという凝った作りになっています。 中高生向けのファンタジーめいたホラーとは違う、独特の世界を作り上げており、観る価値はあるでしょう。 特に女子高生が殺人の快楽に目覚めた瞬間、鮮血を浴びながら恍惚の表情を浮かべる様は、夏帆という若い女優の役者魂を感じさせる美的な映像世界でしたねぇ。パズル DVD夏帆,野村周平,高橋和也,八木さお...
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