文学 冬至も過ぎて
冬至が過ぎて4日経ちました。 銀杏の葉は散ってしまい、紅葉を楽しむこともできない、真冬ですね。 しかし少しずつ日が伸びていくと思うと心躍るものがあります。 17時を過ぎると真っ暗。 定時で職場を出ても真っ暗なのは嫌な気分です。 神な月 風に紅葉の 散る時は そこはかとなく 物ぞ悲しき 「新古今和歌集」に見られる藤原高光の和歌です。 今となっては、葉は完全に散ってしまい、散る葉にもの悲しさを感じることもできません。 首都圏ではそうでもありませんが、北国の人々にとってはまさに死の季節かもしれませんねぇ。 冬枯の 森の朽葉の 霜のうへに 落ちたる月の 影のさむけさ 同じく「新古今和歌集」の藤原清輔朝臣の和歌です。 こちらはまた震え上がるような寒さを感じさせますねぇ。 しかし、その寒さが、凛とした空気を招いて、冬らしい清浄な感じを醸し出してもいます。 私は冬の凍えるような空気に清浄を感じ、わりとこの季節を好んでいたのですが、年のせいか、体重が落ちたせいか、今年は冬の寒さがこたえます。 布団から出るのが一苦労です。 昔思ふ 庭にうき木を つみおきて 見し世にも似ぬ 年の暮かな またまた「新古...