思想・学問 東北
北朝鮮では多くの民が飢え、場合によっては飢え死にする者も少なくないと聞き及びます。 飽食のわが国からは考えれらないことです。 しかし、過去、わが国にも飢饉が襲い、多くの人々が飢え死にしました。 とくに東北地方において、昔は米の育ちが悪かったせいか、飢饉は頻発しました。 宝暦8年には、八戸藩2万石のうち、18,573石の損害があったと言いますから、ほぼ全滅ですね。 「耳目凶歳録」には、三歳の幼児だも髑髏をもって蹴鞠を学び、とありますから、その惨状は目に余るものであったでしょう。 幼児が髑髏で蹴鞠をするなど、まるでホラー映画です。 「飢歳凌鑑」には、 さる人いわく、大工の曲尺立てみれば上はまがり下直なり。 工に用いるときには高くひくくせまく丸く四角、なにになるにしても自由自在いかさま御上は曲尺を立てたるがごとし。 曲たる中に直あり。 このたびの御吟味直過ならば大分下の迷惑もあるべきに、けんもんのかすみにて眼力も曇り、吟味の先が見分らざるこそ直なり。 これ何事も非理法権転の御政事地獄の沙汰もかね次第、南無阿弥陀仏、助け給え。 という記述が見られます。 これは役人に賄賂をにぎらせてどぶろく造り...