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思想・学問

東北

北朝鮮では多くの民が飢え、場合によっては飢え死にする者も少なくないと聞き及びます。 飽食のわが国からは考えれらないことです。 しかし、過去、わが国にも飢饉が襲い、多くの人々が飢え死にしました。 とくに東北地方において、昔は米の育ちが悪かったせいか、飢饉は頻発しました。 宝暦8年には、八戸藩2万石のうち、18,573石の損害があったと言いますから、ほぼ全滅ですね。 「耳目凶歳録」には、三歳の幼児だも髑髏をもって蹴鞠を学び、とありますから、その惨状は目に余るものであったでしょう。 幼児が髑髏で蹴鞠をするなど、まるでホラー映画です。 「飢歳凌鑑」には、 さる人いわく、大工の曲尺立てみれば上はまがり下直なり。 工に用いるときには高くひくくせまく丸く四角、なにになるにしても自由自在いかさま御上は曲尺を立てたるがごとし。 曲たる中に直あり。 このたびの御吟味直過ならば大分下の迷惑もあるべきに、けんもんのかすみにて眼力も曇り、吟味の先が見分らざるこそ直なり。 これ何事も非理法権転の御政事地獄の沙汰もかね次第、南無阿弥陀仏、助け給え。 という記述が見られます。 これは役人に賄賂をにぎらせてどぶろく造り...
社会・政治

造反

今日、衆議院で消費税増税法案とそれに関連する法案が賛成多数で成立しました。 これで平成26年4月から消費税は8%に、平成27年10月からは10%に増税することが決まりました。 現在の厳しい財政状況に鑑みて、やむを得ない措置であることは理解できます。 しかし三年前、民主党が高々と掲げたマニフェストには、増税のぞの字もありませんでした。 当時国土交通大臣だった前原氏は強硬に八ツ場ダム建設中止を訴えましたが、今、工事は着々と進んでいます。 仕分けで霞ヶ関埋蔵金が10兆円も出てくるような話でしたが、そんなものは存在していませんでした。 都市伝説だったのですね。 夢と現の区別がつかない友愛総理が外交・国防を滅茶苦茶にし、市民ゲリラ総理が原発事故対応を誤ってエネルギー政策を迷走させました。 そしてどじょうはマニフェストなんて初めから存在しなかったかのように、増税に突き進みました。 この三年間で、国民が得た教訓は、民主党のような基本政策が存在しないか、存在してもバラバラの党に政権を託してはいけない、ということです。 国民はそれを学ぶために、手ひどい仕打ちを受けました。 で、打っ壊し屋の出番というわけ...
文学

隠れキリシタン

私は外国人宣教師が去った後も密かに信仰を持ち続けた隠れキリシタンに不思議なほど惹かれます。 捕らえられれば拷問の末に死罪となるのが明白なのに、また、指導者たるべき外国人宣教師がいないのに、よく信仰を保持し続けたものだと思います。 外国人宣教師が国外に退去させられ、あるいは殺害された後、隠れキリシタンを指導したのは、バスチャンと呼ばれる日本人であったようです。 ある村でキリシタン狩りが行われ、生きたまま600人ものキリシタンが海に投げ込まれたそうですが、岸に打ち寄せる遺体をせっせと葬ったのがバスチャンだったとか。 そのバスチャンも役人に囚われ、3年半もの監獄生活の間、78回も拷問にあっているとか。 よく生きていたものです。 いよいよ首をはねられると言う時、バスチャンは四つのことを言い残しました。1、汝らは七代までは、わが子とみなすがそれ以後は救霊が難しくなる。 2、コンエソーロ(聴罪司祭)が大きな黒船に乗ってくる。毎週でもコンビサン(告白)が申される。 3、どこでもキリシタンの教えを広めることができる。 4、途中で異教徒に出会っても、こちらから道譲らぬ前に先から避けるであろう。 バスチャ...
思想・学問

男同士

男ばかりの社会では、男同士の強い絆が見られることが多いですね。 軍隊とか、運動部とか、ある種の会社とか。 ここで男同士は絆を強めるために相手のために自己を犠牲にしてもよい、とまで考えます。 例えば、軍歌「同期の桜」。 貴様と俺とは同期の桜  同じ兵学校の庭に咲く  咲いた花なら散るのは覚悟 見事散りましょ国のため 貴様と俺とは同期の桜 同じ兵学校の庭に咲く 血肉分けたる仲ではないが  なぜか気が合うて別れられぬ 貴様と俺とは同期の桜 同じ航空隊の庭に咲く 仰いだ夕焼け南の空に 今だ還らぬ一番機 貴様と俺とは同期の桜 同じ航空隊の庭に咲く  あれほど誓ったその日も待たず なぜに散ったか死んだのか 貴様と俺とは同期の桜  離れ離れに散ろうとも 花の都の靖国神社 春の梢に咲いて会おう 旧制高校の寮歌、「嗚呼、玉杯に花うけて」。 嗚呼(ああ)玉杯に花うけて 緑酒(りょくしゅ)に月の影宿(やど)し  治安の夢に耽(ふけ)りたる 栄華(えいが)の巷(ちまた)低く見て 向ケ岡(むこうがおか)にそそり立つ 五寮の健児(けんじ)意気高し どちらも男同士の世界を詠ったもので、そこには同性愛的な香りさえ漂い...
社会・政治

不審死

中国の人権活動家、李旺陽氏が不審な死を遂げているのがみつかり、中国政府は自殺と発表しました。 すると次々と人権活動家らが、自分は絶対に自殺しない、と宣言し始めています。 自分が不審な死を遂げたらそれは政府による暗殺だ、というメッセージなんでしょうね。 で、昨日、今度は中国在住のナイジェリア人がタクシーの中国人運転手と喧嘩になって逮捕され、取調べ中に突然死した、と中国警察が発表したからさぁ大変。 中国は近年、アフリカ諸国の天然資源をねらってそれらの国々に札びらを切って友好関係を作り上げ、それがためにアフリカ人の中国在留者が激増していたため、ナイジェリア人の死が不自然だとして、中国在住のアフリカ諸国の人々が広州で大規模なデモを行ったそうです。 在中国ナイジェリア大使館も、死亡したナイジェリア人の検死にナイジェリアの専門家を立ち合わせるよう中国政府に要求しているとか。 さすがの中国政府も、外国人、それも貴重な資源を豊富にかかえたアフリカ人たちのデモとあっては暴力で鎮圧することはできなかったようです。 それにしてもなんだって取調べ中に急死しちゃったんでしょうね。 李旺陽氏の自殺にしてもタイミン...
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