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社会・政治

野田総理VS小沢元代表

今日の午前中、野田総理と小沢元代表が会談をしたそうで、そのことがたいそうなニュースになっていますね。 同じ党の代表と元代表が会談することがニュースになること自体、民主党という政党のいびつさを表しています。 自民党の谷垣総裁と福田元総理や森元総理が会談したからと言って、ニュースになることなどあり得ません。 で、その会談、従来言われていたとおり、野田総理は増税と社会保障改革への理解を求め、小沢元代表はマニフェスト違反だとして拒絶したとか。 茶番と言おうかなんと言おうか。 普通偉い人同士が会談するときは、仮想敵国との会談でもないかぎり、事前に周到に根回しして、しゃんしゃんで終わるようにするもの。 それをまぁ、新聞に書かれてあったとおりの展開では、国民は呆れるほかありません。 見世物としても面白くありません。 これで野田総理は小沢一派を無視して増税に突き進み、小沢一派は離党する、というシナリオが始まるんでしょうかねぇ。 なんだか虚しいですねぇ。 それにしても政治家というのは因果な商売です。 選挙のたびに米つきバッタよろしくあっちにもこっちにも頭を下げてまわり、当選して出世しても、やることなすこ...
文学

宗教の自殺

亡父の蔵書から、エキサイティングな対談集を読みました。 宗教学者の山折哲雄と哲学者の梅原猛による、日本の宗教をめぐる対談集「宗教の自殺」です。 ちょうどオウムによる蛮行が世間をにぎわせていた時期に出版されたもので、前半はオウム真理教に対する分析が語られ、後半は仏教や神道、儒教などの宗教について語られています。 日本人にとっての善悪の問題、倫理観の問題、ニヒリズムの問題などが、広く浅く語られ、専門書のような難しさはなく、広く浅い知的な読み物に仕上がっています。 その中で、江戸時代までは仏教・神道・儒教などが渾然一体となった日本教とでもいうべき倫理感が日本人の行動を律し、明治以降は天皇を現人神とする国家主義的な考えが日本人の道徳律となり、まがりなりにも欧米におけるキリスト教のような国民全般を律する考えがあったが、戦後はそれらが破壊され、日本人全般を律する一般的な考えがなくなってしまい、欧米におけるようなキリスト教を柱としたうえでの個人主義ではなく、無軌道な個人主義がわが国を覆い、それは今なお続いているということが、危機意識とともに語られます。 さらには、神道の根本思想である、人間のみならず...
社会・政治

食人魔

中国のある村で、56歳の男が11人を殺害した罪で逮捕されました。 なんでもこの男、食人の風習を持っていたとか。 自分が食すのみならず、飼い犬の餌にしたり、ダチョウ肉と偽って市場で人肉を販売したりしていたとか。 怖ろしいですねぇ。 この男の部屋からは、酒瓶の中で蛇酒のように保存されていた人間の目玉や、天井からつるし干されていた人肉と思われるものが発見されたそうです。 ホラー映画を地でいくようなこの事件、当然中国でも大きな話題になっています。 パリ女子大生人肉事件の佐川一政と言い、フィクションですがレクター博士と言い、人肉食に異常な欲望を持つ人が、わずかではありますが、一定程度の割合で必ず存在するようです。 佐川一政など、事件の手記「霧の中」を書いてかせいだり、大学でカニバリズムについて論じたり、低級な雑誌に裸で登場して人肉に見立てた獣の肉を喰らったり、やりたい放題です。 あれでは娘を殺され、食われた両親はうかばれないでしょう。 私は繰り返し、このブログで異常な性欲を持った変態を取り上げてきました。 食人は、まず殺人があり、しかる後死体の解体があり、ついにはそれを食すという経過から見ても、...
文学

鼻たれ小僧

今朝某新聞で、東京演芸界の大御所、内海桂子師匠のインタヴュー記事を目にしました。 1922年生まれの90歳。 関東大震災の前年生まれというから驚きです。 今なお寄席やテレビで活躍するどころか、ツイッターなども駆使して現代社会を笑い飛ばすその精神の運動が奈辺にあるのか、私には想像もつきません。 しかしこの人にして、高齢者特有のいやらしい言説が見られ、鼻につきました。 つまり、60、70鼻たれ小僧、そのくらいの年で老けこむんじゃない、というものです。 ご当人はたまたま健康に恵まれ、90歳にしてなお元気でいられるからいいものの、定命は天の知るところ、人の知るところではありません。 多くの人が、60、70を過ぎて元気でいられるわけではありません。 若くして健康を害し、亡くなる方もあまたおられます。 自分を基準に他人が老けこむのを責めるのは下品というものです。 相方の内海好江師匠が61歳で亡くなったことをお忘れですか。 自分は特別な健康の天才児に生まれたということを自覚して、天に感謝し、他人の老いを叱るような真似はお止しなさい。 それと、昔は良かった式の言説。 これはもう永遠の繰り返しで、「徒然...
精神障害

高齢者の自殺

わが国は年間の自殺者数が3万人を超える自殺大国です。 交通事故での死者数が年間1万5千人前後で推移していることを想えば、その多さがわかろうというものです。 特に65歳以上の高齢者が自殺者の40%以上を占め、老人には住みにくい国になっているようです。 私は30歳の時に職場の三つ下の後輩を、37歳の時に精神障害の自助グループの一つ上の先輩を、いずれも自殺で失いました。 身近な人が自殺で亡くなることほどやりきれないことはありません。 本来、人が自殺を決意しても、本能は全力でそれを止めようとするはずです。 私自身、うつがひどい状態だった時には、自殺はいともたやすく魅力的なものに思いましたが、おそらく本能が自殺の実行を思いとどまらせたものと考えています。 本能を超えるほどの強い自殺への意思というものは、どうして形成されるんでしょうね。 自殺者の4割を超えるという高齢者、その動機を調査した結果、最も多いのが健康問題、続いて経済的問題、さらに人間関係と続きます。 また、自殺する高齢者は、1人暮らしや配偶者との二人世帯よりも、子や孫と同居する大家族で暮らす場合が圧倒的に多いということです。 これはどう...
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