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その他

もうしば漬けは食えない 追悼 山口美江さん

山口美江さんが亡くなったそうですね。 まだ51歳だったとか。 やれませんねぇ。 死因は心不全。 要するに謎の急死ですねぇ。 私が高校生の頃、CNNヘッドラインのキャスターとして得意の英語力を生かし、鮮烈にデヴュー。 バブルの予感高まる頃、男女雇用機会均等法が成立。 バリバリ働く女性が格好良いとされていました。 CNNキャスターでバリバリ働く姿を見せつけた後、疲れたキャリア・ウーマンが帰宅するなり「あぁ、しば漬け食べたい」とつぶやくフジッコの漬け物のCMで大ブレイク。 女たちも疲れているのよ、という強烈なメッセージを発しましたね。  タレントとして大活躍しましたが、お父様の介護で大変な経験をされたようです。 認知症を患ったお父様からプロポーズされた、という逸話は衝撃でした。 お父様を深く敬愛して、生涯独身だったと聞きおよびます。 バブルをうまく利用した1人でもありました。 バブルは遠くなりにけり、ですかねぇ。 ご冥福をお祈りします。ソフト漬物 赤しば漬フジッコフジッコ女ひとりで親を看取る山口 美江ブックマン社にほんブログ村エンターテインメント ブログランキングへ ↓の評価ボタンを押してラ...
精神障害

空白不安症候群

耳慣れない言葉を聞きました。 空白不安症候群というのです。 これ、手帳に予定がびっしり埋まっていないと不安になる、という症状だそうで、特に休日に空白なのはまずいんだとか。 もともと勤勉な日本人には、そういう傾向が見られましたが、バブル期、仕事も遊びもいっぱいいっぱいというのがデキル男女の証明であったこともあり、40代~50代にとくにみられる症状だそうです。 そういえば私の周りにもいました。 それ、予定って言えるの?みたいな予定を手帳に書き込んで喜んでいるやつ。 1人でスポーツジムに行く、とか、1人で行きつけの飲み屋に行く、とか。 そんなことまで手帳に書かなくたって、行きたくなったらふらっと行けばいいのにねぇ。 私は最後のバブル就職組ですが、手帳は持ち歩いていません。 就職して20年、手帳を持ったことがないのです。 私の予定なんて、職場の卓上カレンダーに全部収まってしまいますから。 土日の予定なんて、その日の朝決めるのです。 一日ごろごろしていよう、とか、散歩に出かけようとか、映画でも観るか、とか。 休日の予定が前から決まっていると、なんだか仕事に行くような気分になってしまいます。 現に...
文学

火垂るの墓

テレビをつければ震災から一年の特集番組ばかり。 気が滅入ります。 まぁ、見なきゃいいんでしょうけど。 昭和20年3月10日の東京大空襲は過去へと忘れ去られたようですね。 それでいいのです。 いつまでも過去にこだわっていては、人間生きていけませんから。 東京大空襲が主舞台ではありませんが、戦地ではなく、内地での悲劇を描いた作品として、「火垂るの墓」を想わずにはいられません。 神戸の空襲で寄る辺を失った14歳の少年と4歳の妹の哀れな最期を描いた作品で、野坂昭如独特の饒舌な文体が涙を誘います。 戦後7日目にして妹は衰弱死。 荼毘に付した後、兄はドロップ缶に妹の遺骨をいれて持ち歩きます。 しかし、駅のホームで寝泊まりする戦災孤児となった少年も衰弱死。 遺体を片付けようと駅員が少年のドロップ缶を放り投げると、それは草むらに落ち、無数の蛍がドロップ缶に群がったというのです。 切ないですねぇ。 国家が総力を挙げて戦っているとき、個人の幸不幸はどうでも良くなってしまうようです。  まして天変地異であればなおさら、1人1人の事情など関係なく、地震や津波は人を襲うでしょう。 スピッツのボーカルが、東日本大...
文学

最後の教育

安岡章太郎の自伝的作品に、「海辺(かいへん)の光景」という小説があります。 教育ママだった母親が認知症を患い、精神病院に入院。 主人公は母親の最期を看取るため、10日ほどその病室で精神的におかしくなった母親と過ごします。 父との不仲、母への愛憎が率直に語られ、胸を打つ作品に仕上がっています。 私が父を最期に見舞ったとき、もはや虫の息で、その翌日には亡くなってしまったわけで、あるいは父は私に対する最期の教育を怠ったのかもしれません。 苦しみ衰えていく怖ろしい姿を見せ、人は最期はこうやって苦痛にのたうちながら死んでいくのだ、という恐怖の、そして真実の教育を。 安岡章太郎の母親は恍惚の人となってしまったその姿を息子にあますところなく見せつけ、安岡章太郎は壊れいく母を見ながらどうすることも出来ない、という喪失を長く感じさせられ、人の死についての最期の授業を受けたと言えるのではないでしょうか。 それを受けて、息子はその母親の子供であるということだけですでに充分に償っているのではないだろうか?、と独語する主人公のやりきれなさには、涙を禁じえません。 ずいぶん前に読んだ小説ですが、鮮烈な印象を残して...
映画

プリンセス・トヨトミ

薬でぼんやりしながら、壮大な法螺話、「プリンセス・トヨトミ」をDVDで鑑賞しました。 大阪府庁など、大阪の行政機関数箇所を調査するために出張に出た3人の会計検査院の調査官。 堤真一を柱に、ひたすら食いまくる綾瀬はるか、若く切れ者の岡田将生の3人です。 ここで3人は、大阪の400年に及ぶ秘密に直面し、大阪の面々と対決するのです。 大阪夏の陣。 豊臣家の者は皆殺しにされたことになっていますが、秀頼の息子、国松が密かに生き延び、大阪の町人に守られて営々と豊臣の血脈を維持してきたというのです。 そしてその者を守るためだけに、大阪は明治維新の際、密かに大阪を国家として認めさせ、日本国に紛れて独立を維持してきたことを突き止めます。 しかし大阪国には、日本国家からの巨額の補助金が不正に支出されており、会計検査院の調査官としてこれを見逃すわけにはいかない、という結論に至ります。 そして大阪国は非常警戒を発令します。 すなわち、ひょうたんを家といわず店といわず路上といわず、転がし、つるすのです。 ひょうたんを見た男たちは血相を変えて大阪府庁へと詰め掛けます。 大阪府庁では、普段お好み焼き屋を経営しながら...
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