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映画

トゥエルブ

ホラー・サスペンスかと思いきやじつは青春群像劇だった「トゥエルブ」を昨夜鑑賞しました。  春休み、寄宿制の高校からマンハッタンの高級住宅地に帰宅したお金持ちの高校生たち。 そんな中、マイクは母親を亡くしてから高校を中退し、ドラッグの売人になります。 主な顧客は元同級生のお金持ち高校生。 彼らは春休みの期間、親が留守のお屋敷で毎夜のようにドラッグ・パーティに耽ります。 そんな中、ハーレムに住む貧乏な少年、ナナが射殺死体でみつかります。 マイクの親友が殺人の疑いをかけられ、警察に拘束されますが、マイクはそんなことを知らず、いつかけても留守電の親友の携帯に不審の念を抱きつつ、商売に励みます。 マイクはマリファナ専門で、最も人気のある劇薬、トゥエルブを扱おうとしません。 マイクの商売仲間の黒人が、マイクが仲介した者にだけトゥエルブを売りますが、いくらお金持ちの子弟とはいえ、そこは高校生。 お小遣いには限度があります。 トゥエルブ欲しさにパーティの最中、黒人の売人に身を売る女子高生まで現れます。 読者モデルをやっているイケメン。 少年更生施設から脱出してきた少年と、優等生の弟。 高校一の美少女で...
社会・政治

大丈夫なの? どじょうさん

野田どじょう総理、昨日の大阪W選挙での大阪維新の会の大勝利を受けて、大阪都構想について、「具体的な中身について、われわれも検討していかなければいけない」、と発言したそうです。  昨日まで大阪維新の会と対決していたのに、変わり身が早いですねぇ。 飛ぶ鳥落とす勢いの大阪維新の会をみれば、勝ち馬に乗りたくなる気持ちも分かりますが、かつての日本新党とか、二年半前の民主党とか、郵政解散の時の小泉自民党とか、いつの時代にも威勢の良い勢力はあるものです。 しかし、「平家物語」には有名な、 祇園精舎の鐘声諸行無常の響きあり。 沙羅双樹の花の色盛者必衰の理をあらわす。    おごれる人も久しからずただ春の世の夢のごとし。 たけき者も遂には滅びぬ。 偏に風の前の塵に同じ 。 という冒頭の文章があります。 本当にそうですねぇ。平家物語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)角川書店角川書店 古くはローマ帝国、元、最近では大英帝国を始めとする欧米列強諸国。 みな、栄華は長くはありませんでした。 そうであれば、今ちょっと勢いがあるチンピラのような政治ごっこを楽しんでいる集団の寿命など、高が知れています。...
文学

旅のラゴス

私は筒井康隆が書いたものをほとんど読んでいますが、じつは最も気に入っているのは、「虚人たち」のような実験的な文学作品でも、「東海道戦争」のようなコメディ調のSFでも、「時をかける少女」のようなSFジュブナイルでもありません。 筒井康隆としては異色の作品、「旅のラゴス」を最もよしとします。 文明を失った代わりに、様々な超能力を身に付けた人々が住む世界で、ひたすら旅を続けるラゴス。 旅の途中、王になったかと思えば奴隷になったり。 親しい人ができても、彼はその人と別れて旅を続けます。 別れ際、いくらなじられようと、ラゴスは旅を続けざるを得ないのです。 旅を描いた日本文学のなかでは、渋澤龍彦の「高丘親王航海記」にならぶ名作です。 「高丘親王航海記」がどこか乾いた幻想文学だとすれば、「旅のラゴス」は感傷的な要素を含んだ哲学的な作品です。 なにゆに彼は旅を続けるのか。 その旅に目的はあるのか。 よくわからないまま、短編の連作という形で、少年だったラゴスが成長し、老いていきます。 ポイントは、ラゴスの旅ではなく、旅のラゴスであるという点。 人生を旅に喩えるのは古来よく行われてきたことですが、この作品...
映画

NECROMENTIA SAWレイザー

昨夜はホラーの名作「SAW」と「ヘルレイザー」を合わせて邦題とした大胆な映画「SAWレイザー」を観ました。 原題は「NECROMENTIA」とういうのですが、これ、直訳すると「死体と精神」という意味になると思いますが、NECRO(死体)とMENTIA(精神)という二つの単語をつなぎ合わせているので、造語なのかもしれません。 横文字は苦手なのでうまい訳が思い浮かびません。 床屋のヘイゲンは亡くなった妻の遺体を防腐処理して夜な夜な風呂に入れ、死姦しています。 それというのも、亡くなった妻は生き返ると信じているからです。 閉店後、店を掃除していると、暴漢、トラヴィスが乱入、ヘイゲンに妻を生き返らせる術を教えると言って拉致してしまいます。 トラヴィスもまた、亡き弟を蘇らせたいと切望していたのです。 トラヴィスはドラッグでバッド・トリップを繰り返し、その幻夢のなかで悪魔だか悪霊だかに地獄へ行って死者を連れ戻す方法を学ぶのです。 で、その悪魔だか悪霊だかが求めたのがヘイゲンを連れて来い、ということ。 時制を錯綜させているので分かりにくいですが、どうやらヘイゲンとは因縁浅からぬ仲で、彼に恨みを抱いて...
その他

新大関

二場所連続で新大関の誕生ですね。  琴将菊関に続いて稀勢の里関。 稀勢の里関の眼光するどい仕切りです。 師匠の元隆の里、鳴戸親方が亡くなってすぐの場所での快挙でした。  しかし、やや腑に落ちない点もあります。 3場所で33勝以上が大関昇進の目安と言われているなか、32勝での昇進。 しかも千秋楽を待たずに、複数の相撲協会幹部が33勝にこだわる必要はない、などと言いだし、これでは観るほうも取るほうも力が抜けるというものです。 稀勢の里関は何年も前から大関候補として期待されながら、大物に強いものの下位への取りこぼしが多く、なかなか昇進できませんでした。 この人の実力は衆目の一致するところ。 それだけに誰にも文句を言わせない堂々たる成績で昇進を決めて欲しかったものです。 そういう意味で、私はもう一場所相撲内容を吟味してからでも遅くはなかったのではないかと思います。 ライバルの琴将菊関が前の場所で立派な成績で文句なしの大関昇進を勝ち取ったことからも、そう思います。 琴将菊関です。 そうは言っても大関昇進はほぼ確実。 この際白鳳関を引退に追いやり、琴将菊関とともに横綱を張り、久しぶりに日本人横綱と...
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