あえての日帰り圏一泊

散歩・旅行

 今日から大型連休ですね。

 早くも朝から下りの高速道路は渋滞のご様子。

 ここ数年、私は5月の連休というと、日帰り圏内にあえて一泊し、近場で行ったことのない場所をふらつくのを恒例としています。
 たとえば、鎌倉、横浜、川越、大宮、川崎、八王子、国分寺など。
 一番近い所では、恵比寿に泊まったこともあります。
 たぶん私が住まいするマンション住民の中には、恵比寿よりも遠くへ通勤している人もいるのではないかと思います。
 遠くに行くのが面倒なんですよねぇ。

 軟弱者の私です。

 学生の頃は宿も取らずに格安航空券を購入し、インドやタイを2週間以上旅したこともあるというのに。
 インドでは一泊80円の宿に泊まりました。
 ドアに鍵はついておらず、売店でチェーン錠を買うのです。

 お釈迦様が悟りを開いたというブッダガヤーでは宿坊に泊まりました。
 ベッドがが竹製で、痛くて眠れなかったことも、懐かしい思い出です。
 慣れれば涼しくていいんでしょうけど。

 いろいろな人に出会いました。
 2年間も世界を放浪しているというオーストラリア人の若者、ヤク中の英国青年、ミャンマーの戦場を駆け巡ったという日本人女子学生。
 英国のヤク中青年は同性愛者で、しつこく言い寄られてまいりました。

 今では成田空港に行って出国の手続きをすることを想像しただけで疲れてしまいます。

 松尾芭蕉に憧れて遠く津軽にまで旅をしたという敬愛する与謝蕪村は、自分には旅から旅への人生は無理だと悟り、京都の小さな家でのんびりと過ごすことを選びました。
 私も与謝蕪村の籠もり居の生活に郷愁を感じるようです。

 年のせいですかねぇ。

 今年は福生駅前の東横インに5月4日、宿を取りました。
 ツインで8,900円と格安です。
 多摩湖や昭和天皇陵がある昭和記念公園、横田基地などを観るつもりです。

 自分が住まう首都圏には、まだまだ観るべきものがあるように思います。
 まずは足元を見つめないといけません。
 遠出するばかりが能ではありますまい。

 今日はこれから、かつての職場の上司二人と、私と同居人の4人で一杯やります。
 二人とも、22年前、私が新人の頃に同じ職場で薫陶を受けた恩人です。

 22年、それぞれに色々なことがありました。
 昔話を語りつつ、近況を報告しあおうと思っています。

 二人とももうお年なので、深酒になることもないでしょう。
 酒は静かに飲むべかりけり、ですからねぇ。

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