今日は梅雨の晴れ間に恵まれました。
夏物の着物を箪笥から引っ張り出し、濃紺の半襟の半襦袢に灰色の着物、それに日よけのパナマ帽を被ってお散歩です。
千葉市の花は大賀ハスという名の古いハスです。
その昔、大賀博士という偉い先生が復活せしめたそうで、千葉公園で観ることができます。
お迎えのとき、お釈迦様が乗って現われるというハス。
たしかに乗れそうだと思うくらい、大きな花をそこここに咲かせていました。
薬師寺でしたか、坊さんの法話で、「お迎えが着たら、嫌がらずに乗るんやでぇ」と軽妙な語り口で聞かされましたっけ。
私は断固乗ることを拒絶しましょう。
例えそれによって地獄に落とされることになろうとも。
死に際はあくまで人間らしく、無様に振舞うのが、逆説的ですが私の美学なのですから。