今日はオープン間もない京都国立博物館の平成知新館を訪れました。
東京国立博物館の平成館オープンから遅れること10年以上、やっと京都にも新しいハコモノが誕生しました。
写真の左側がそれです。
「京へのいざない」と銘打って、自慢の国宝やら重要文化財からが所狭しと並べられていました。
とくに仏像は充実していましたねぇ。
ただ、ほとんど真っ暗に近い会場に仏像をライトアップして浮かび上がらせるというのは、見せる力はあるものの、本来の仏像の有り様とは程遠く、なにやらケツの穴がむずむずする感じでした。
本来仏像は、寺などに静かに置かれているわけですから。
その後、私が京都で最も好む銀閣から哲学の道へといたる一帯へと向かいました。
銀閣は地味ながら、仏教とは名ばかりの、美を求めるための執念が感じられ、私はこの寺と呼ぶべきか、美の城というべきかわからない建築物と庭園に魅せられてやまないのです。
あ
そして銀閣で小一時間も日本の美というものを沈思黙考した後は、哲学の道を散策せざるを得ません。
この小じゃれた小道もまた、私を魅了してやみません。
もちろん、鴨川べりの散策も楽しいものですが、それとはまた違った趣があります。
夜は白川のおばんざいの店でじっくり飲みました。
楽しい京都旅行であるにちがいありません。