私は現在、千葉県千葉市の片隅に隠棲しています。
千葉市は長い間、千葉県の県庁所在地として、いくら市川市や松戸市、浦安市などの東京に隣接する地域の人口が増えても、千葉市を抜くことはなく、千葉県の中心としての立場を維持してきました。
ところが最近、千葉市から見て北へ25キロほど行ったところに、千葉ニュータウンという町が造成されました。
住所は印西市という、聞きなれないところです。
で、千葉ニュータウンが大層発展していると聞き、昨日、散歩に行ってきました。
印象は、幕張ベイ・タウンや新浦安のような、海っぺりの埋め立て地にでっかい道路を通し、大規模マンションや大型スーパー、さらには大企業などを誘致してできた、だだっ広い町、という感じでした。
海っぺりならともかく、よくもあんな内陸に大規模開発をする空地があったものだと思います。
北総鉄道が開通したのが大きかったようです。
千葉ニュータウンの駅そばに車をとめ、ぶらぶら歩きました。
大規模マンションや大型商業施設、企業が立ち並ぶ中心街は、なんとも風情がなくて、歩いていても寒々しい感じでしたが、県立公園とその裏手には住宅街が広がり、こちらは路地っぽくなっていて、楽しく歩けました。
県立公園には大きな池があり、バード・ウォッチングが楽しめました。
また、花の博物館やドッグ・ランなどもあり、犬たちの楽し気な様子を見ると、こちらも楽しい気分になります。
5~6歳の男の子が、ある小型犬にご執心で、追い掛け回しては体を撫でて、小型犬はややビビっている様子が微笑ましかったですねぇ。
自分が幼児であった頃の記憶などほとんどなく、果たして自分はあんなに素直に公園での犬との交流を楽しめただろうかと思うと、心もとなく感じます。
こまっしゃくれて、くそ生意気な餓鬼だったように聞かされましたから。
あのような素直で元気な男の子には、まっすぐに育ってほしいと思います。
私のようなひねくれ者にはなってほしくありません。
お昼は、最近お気に入りの、サイゼリヤのイカ墨入りスパゲティを食しました。
イカの塩辛のような濃厚な味わいが気に入っています。
散歩も各地に行き倒しているので、今回のように全く初めての町というのは久しぶりです。
まずまず楽しく歩けましたが、なんとなくここにはリピートしないような気がしています。