朝のニュースで、東京は桜が七分咲きで、今日にも満開を迎えるかもしれない、と聞き、東京も千葉も大差ないだろうと、お昼過ぎに千葉市の桜の名所、千葉城へと向かいました。
車なので、酒は無しです。
行ってみると、ほぼ満開の桜が数本ありましたが、多くは五分咲き程度で、お花見気分にはなれません。
それでも、多くの人々が酒肴をそろえてシートにすわり、良い気分になっていて、その様は、酒さえ飲めれば花など二の次、といった感じでした。
私は散策したり、ベンチに座ったりして、咲きそろわぬ桜を恨めしげに眺めるばかり。
せめては満開の桜を選んで写真におさめました。
こんな感じです。
明日から新年度が本格スタート。
花に酔う気分にはなかなかなれません。
まして五分咲き程度では。
花に酔ふ 事を許さぬ 物思ひ
という句を残したのは夏目漱石でしたか。
満開の桜が散り始める頃、圧倒的な美的風景が、私の物思いを止めてくれるかもしれません。