今日は涼しい一日でした。
この時期には珍しく、がっつり散歩を楽しみました。
そうはいっても遠方に出かけるのは億劫だったので、千葉公園及び千葉市中心部を歩き回りました。
千葉公園には、蓮池があります。
ここには千葉市の花である大賀ハスが咲いています。
大賀ハスとは、大賀博士という人が蘇らせた古代の蓮で、なかなか見応えがあります。
もう見ごろは過ぎて、大方は散ってしまいましたが、少し、残っていました。
この世に別れを告げる時、蓮の花に乗って偉い如来様が迎えに来るのだとか。
その時は乗るのを拒まず、笑顔で乗り込みたいものです。
蓮に如来と並んですわり、西方浄土を目指す老いた私を想像して、微笑んで見ましたが、どうもしっくり来ません。
やっぱり私は、LSDをやってバッド・トリップを起こした時のように、恐怖に震えながらこの世におさらばするのがお似合いのようです。
千葉公園には競泳用と子供用の屋外プールがあり、多くの子供たちが楽しげに歓声を挙げていました。
今日から夏休み。
子供たちには、永遠とも思える長い子供時代を存分に楽しんでもらいたいと思います。
大人になって社会に出れば、どんな職業に就いても、それこそ永遠のような長い地獄が待っているのですから。
生活するためにお金を稼ぎ続けるというのは、そうしたことです。
その後塩ラーメンを食し、千葉市中心部をぶらつきました。
涼しいせいか、人出がいつもに増して多かったようです。
憂きことばかり多い浮世ではありますが、時には気分転換も必要です。
運動を極端に嫌う私にとって、散歩は唯一の運動です。
運動嫌いと言っても運動の効用を認めないわけではありません。
好きなホラー映画を観たり、浪漫的な文学作品や美術作品に接しても得られない、肉体的な気持ちよさというのは確かにあると思います。
私がスポーツ万能に生まれついていたら、こんな魔術的思考に捉われがちなひねくれ者ではなく、青竹のようにまっすぐな人格になっていたかもしれません。
ちょっと想像できませんが。
持って生まれた能力と趣味嗜好を肯定して生きるより他ありませんからねぇ。
今日は11,308歩。
7月下旬としてはありえないほどたっぷりと歩いてしまいました。