昨日はかなり人工的とはいえ自然を満喫する散策で1万9千歩も歩いてしまいました。
私には登山など、本当の自然に触れるのは困難なので、清潔な公園くらいで精一杯です。
で、今朝起きたら、もう自然はいいかなと思い、急遽福生駅から一時間半もかけて東横線の祐天寺駅まで戻りました。
駅に降り立てば、目黒区とはいえどこか猥雑さが漂う私鉄の駅前。
この人間くさい感じが良いですねぇ。
青梅まで足を伸ばそうかと思っていたのですが、タヌキでも出ようものなら腰を抜かしてしまいます。
東急東横線の祐天寺駅は、その名のとおり浄土宗の祐天寺の程近く。
都内にある巨大な浄土宗のお寺はほとんどそうであるように、ここも徳川将軍家が創建したお寺。
それだけに規模が大きく、寺域の整備も行き届いています。
上が山門の写真。
下が本堂の写真です。
今日だけで法事が4件も予定されていました。
墓地も大きく、相当儲かっているように見受けられました。
寺で生まれ育ったせいか、寺に行くとどの程度儲かっているかを想像してしまう悪い癖がついてしまいました。
あ、坊主業界を知らないみなさんにおかれましては、誤解しないでいただきたいのですが、金儲けに走る坊主はほんの一握りで、圧倒的多数の坊さんは真面目に仏法を究めようと精進しております。
祐天寺から目黒方面に向かってふらふら歩き出しました。
目黒区というところはけっこうアップダウンがあって疲れましたが、私の故郷、江戸川区はまるで坂が無い平べったい所なので、こういう高低差がある地域はお洒落な感じがして憧れますねぇ。
神戸にしても函館にしても長崎にしても、異国情緒漂う洒落た街というのは、みな急な坂が多いですからねぇ。
途中、ロイヤルホストで昼飯を食い、元気になったところで、目黒の大鳥神社に到着。
由緒書きを見ると、日本武尊が蝦夷征伐を終えて都に帰ろうという時、この神社に剣を奉納したとかで、今も社宝として大事に保存しているとのことでした。
本当ですかねぇ。
嘘にしても、わが国の今が古事記の時代とまっすぐに繋がっているようで、嬉しく感じます。
さらに進んで、有名な目黒不動尊へ。
小高い丘の上に立つお寺で、都内とは思えないほど急な石段を登ってしまいました。
水掛不動を見るのも初めて。
観光地とされていなくても、観るべきものは首都圏にはまだまだあるようです。
その後、目黒川沿いを歩いて目黒雅叙園へ。
ひどく俗っぽいところでした。
外国人が考えるようなあり得ない日本情緒を無理に演出する悪乗り振りは、悪趣味というより節操なしと言ったほうがよろしいようで。
JR山手線目黒駅から帰宅の途につきました。
今日は13265歩。
昨日が19,353歩ですから、2日間で32,618歩も歩いてしまいました。
しっかり食わないと、ますます痩せてしまいますね。
内科医にはもう少し体重を増やせとか、糖分を取れとか言われているのですよねぇ。
太ったときは痩せろと言い、痩せたら太れと言い、そんな自在にはいきません。
小さな一泊旅行でしたが、楽しめました。