今日は素晴らしい陽気で、体調も戻ったので、私が住まいする千葉市の稲毛周辺を散策しました。
稲毛はかつて海水浴場があり、戦前、東京に住む人々が多く別荘を構えた地です。
今では交通が便利になり、都内に通う人が多く住むベッド・タウンの様相を呈していますが。
まずは稲毛浅間神社へ。
ここは1,200年ほど前、富士の浅間神社の分社として創建されたと伝えられます。
今では埋め立てにより海岸からだいぶ奥になってしまいましたが、戦前までは海辺の丘に建つ神社だったそうで、古い写真を見るとたいそう風情があります。
早くも七五三のお祝いに多くの親子連れが訪れていました。
近くのファミリー・レストランで昼食を取り、満州国皇帝の弟、溥傑が新婚時代を過ごしたという日本家屋を見学しました。
昭和12年に結婚したそうですが、満州国皇帝の弟にしては質素な家です。
もちろん、私が住むマンションよりはよほど広いですが。
しかしなんだって稲毛みたいな当時の別荘地に住んだのでしょうね。
仕事に不都合はなかったのでしょうか?
こんな感じです。
時代に翻弄された夫妻の運命を思い、しばし黙り込みました。
そこからすぐ近くに電気ブランで有名な、洋酒で材をなした神谷バーの創始者、神谷伝兵衛の豪勢な、洋館と言えばレンガ作りが主流だった時代にあえて鉄筋コンクリートで造った別荘へ。
関東大震災の際、レンガの洋館が多く被害を受けるなか、こちらはびくともせず、建築業界は鉄筋コンクリートの頑丈さに瞠目したと伝えられます。
基本、平べったい千葉市には珍しく、高台になっており、少々歩き疲れました。
明日は職場で電気設備の点検があり、ネットワークが使えないとのことで、今時インターネットもメールも職場内ネットワークにも繋がらないのでは仕事にならんと思い、休暇を取りました。
日曜日の夕方ですが、憂鬱ではありません。
その分明日の夜が心配ですけれど。