2010-06-01

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思想・学問

都市の呪術

昨日、「呪術意識と現代社会」という呪術に関する社会分析を試みた本に目を通しました。 驚いたのは、膨大なアンケート結果から、農村部や地方都市部よりも、東京23区民のほうが、明らかにオカルト的なものや呪術的なものに捉われている、ということが判明したそうです。 しかも面白いことに、下町の町工場などに勤務する人より、山の手の高級住宅街に住む人のほうが親呪術的であり、高齢者や若年層よりも中年の中間管理職のほうが親呪術的だというのです。 一般のイメージでは学歴が高い中年は呪術的なものに拒否反応を示す、と感じていると思われます。しかし、事実は逆なのです。 呪術的なものといっても、呪いや占いなどのオカルティックなものから、初詣や忌み日など、伝統文化的なものまで、さまざまに分けられます。 私は、呪術的なものに対しては、極めてニュートラルな立場です。 初詣や忌み日は習慣として行います。 呪いや占いの有効性は分からないので、それに意味があるともないとも言えません。 科学的に証明されていないことも、それが本当であれば、いずれ証明されましょうし、嘘であれば忘れ去られるでしょう。 しかし、人類史上、どこの文明にも...
その他

怪優

怪優、デニス・ホッパーの訃報に触れました。 残念です。 ハリウッドの役者のなかでも、狂気を演じて彼の右に出る者はいません。 日本にも、ヨーロッパにもいません。 ジャック・ニコルソンですら、デニス・ホッパーの前に出れば、裸足で逃げ出すでしょう。 私が初めてデニス・ホッパーの作品を観たのは、高校生のころ、デヴィット・リンチの「ブルーベルベット」でした。当時はデヴィット・リンチが飛ぶ鳥落とす勢いで、狂気と官能の世界を鮮やかに描いていました。期待に応えて、デニス・ホッパーは怪演を見せていました。少年の私は、一作で、この役者にただならぬ興味を抱くこととなりました。 その後、トビー・フーパーのホラーの名作「悪魔のいけにえ2」で、殺人鬼一家と対決する保安官の役を演じました。最初は正義の味方に思えた保安官が、殺人一家と死闘を繰り返すうち、残虐行為に奇妙な親和性を抱いていくのが、怖ろしくも不気味でした。 デニス・ホッパーは人間離れしたところがあり、200歳くらいまで生きるんじゃないかと思っていましたが、彼も人の子でした。 冥福を祈ります。ブルーベルベット (特別編) オリジナル無修正版 20世紀フォック...
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