2010-06

スポンサーリンク
社会・政治

保身

保身とは、一般に自己の立場を守ることに汲々とする、あまり良くない意味で用いられることが多いようです。しかし本来は、「詩経」の明哲保身からきています。聡明で道理に通じていて、物事を的確に処理し、安全に身を保つこと、という意味です。 今朝の産経新聞のコラムで紹介されていました。 コラムでは、鳩山総理を元の言葉の意味から遠いところにいる、現在使われている「保身」の人だと、断じていました。 そうかもしれません。 しかし、人はおのれが可愛いもの。保身を攻める資格は、私にはありません。 そうはいっても、嘘を攻めることは許されてもいいでしょう。 普天間の迷走でも、事業仕分けで7~8兆円すぐにでてくるといった発言にしても、高速無料化にしても、嘘はいけません。 政治主導、という言葉を、官僚に高圧的に接することだと勘違いしているように思います。 官僚は法律に書かれたことを実行する組織。政治は法律を作る組織。 それなのに官僚が法律の原案を作り続けてきたというのは、政治の怠慢です。  立場の違う相手を互いに尊重しなければなりません。 日本は先進国中、際立って公務員の数が少ない、小さな政府なのですし。
社会・政治

鳩山総理辞任

お昼休みです。 インターネットを見ていたら、鳩山総理・小沢幹事長辞任、とのニュースに接しました。  やっとか、という感じです。  普天間やら、秘書の金の話やら、子供手当やら、口蹄疫やら、色々不都合がありましたね。 しかし、一番の問題は、鳩山総理がくるくる言葉を変えて、一向に信頼できなかったことだと思います。「最低でも県外」が「できるだけ県外」になり、あげくの果てには「勉強すればするほど沖縄の米軍基地の重要性がわかってきた」なんて、長く保守政治家を続けてきた東大卒のエリートの発言とは思えません。 私は前回の衆議院選挙では、民主党に投票しませんでした。猫も杓子も民主党の状況で、元来ひねくれ者の私はなんだかファッショな感じがしたのです。 郵政解散のときも、自民党を支持しませんでした。 空気と逆に行くのが私の投票パターンのようです。 そういう意味では、次の参議院選挙では、特にブームは起きていないので、冷静に判断できると思います。あ、きっとみんなの党には入れないでしょうね。なにしろ急激に支持を伸ばしているし、名前がきらいです。「みんな」って、誰なんだ。少なくとも私は、「みんな」なんて気持ちの悪い...
その他

二度寝

今朝、6時に起きて卵と納豆の朝食をとり、リビングで横になっていたら、眠ってしまいました。 今、七時半を過ぎたところ、あと20分で出発しなければなりません。 どうも起きた瞬間から、今日は体が重いな、とは思ったのです。 こういう時こそ、出勤して、仕事はほどほどでも、時刻が来るのを耐えなければ。 ちょっと調子が悪いからといって、いちいち休んでいては、年休があっという間に無くなってしまいます。 行ってきます。
思想・学問

都市の呪術

昨日、「呪術意識と現代社会」という呪術に関する社会分析を試みた本に目を通しました。 驚いたのは、膨大なアンケート結果から、農村部や地方都市部よりも、東京23区民のほうが、明らかにオカルト的なものや呪術的なものに捉われている、ということが判明したそうです。 しかも面白いことに、下町の町工場などに勤務する人より、山の手の高級住宅街に住む人のほうが親呪術的であり、高齢者や若年層よりも中年の中間管理職のほうが親呪術的だというのです。 一般のイメージでは学歴が高い中年は呪術的なものに拒否反応を示す、と感じていると思われます。しかし、事実は逆なのです。 呪術的なものといっても、呪いや占いなどのオカルティックなものから、初詣や忌み日など、伝統文化的なものまで、さまざまに分けられます。 私は、呪術的なものに対しては、極めてニュートラルな立場です。 初詣や忌み日は習慣として行います。 呪いや占いの有効性は分からないので、それに意味があるともないとも言えません。 科学的に証明されていないことも、それが本当であれば、いずれ証明されましょうし、嘘であれば忘れ去られるでしょう。 しかし、人類史上、どこの文明にも...
その他

怪優

怪優、デニス・ホッパーの訃報に触れました。 残念です。 ハリウッドの役者のなかでも、狂気を演じて彼の右に出る者はいません。 日本にも、ヨーロッパにもいません。 ジャック・ニコルソンですら、デニス・ホッパーの前に出れば、裸足で逃げ出すでしょう。 私が初めてデニス・ホッパーの作品を観たのは、高校生のころ、デヴィット・リンチの「ブルーベルベット」でした。当時はデヴィット・リンチが飛ぶ鳥落とす勢いで、狂気と官能の世界を鮮やかに描いていました。期待に応えて、デニス・ホッパーは怪演を見せていました。少年の私は、一作で、この役者にただならぬ興味を抱くこととなりました。 その後、トビー・フーパーのホラーの名作「悪魔のいけにえ2」で、殺人鬼一家と対決する保安官の役を演じました。最初は正義の味方に思えた保安官が、殺人一家と死闘を繰り返すうち、残虐行為に奇妙な親和性を抱いていくのが、怖ろしくも不気味でした。 デニス・ホッパーは人間離れしたところがあり、200歳くらいまで生きるんじゃないかと思っていましたが、彼も人の子でした。 冥福を祈ります。ブルーベルベット (特別編) オリジナル無修正版 20世紀フォック...
スポンサーリンク